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ダイニチ、吹出口のフラップ角度を自動調整、効率的に暖房できる石油ファンヒーター

 ダイニチ工業は、吹出口のフラップの角度を自動調整することで効率的に部屋を暖める石油ファンヒーター「SGXタイプ」と、家庭用ファンヒーターで最大の暖房出力となる石油ファンヒーター「FZタイプ」を8月27日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は順に、35,800~49,800円前後、71,800円前後(ともに税抜)。

「SGXタイプ」は、角度を自動調整するフラップで暖房効率をアップ

 「SGXタイプ」は、吹出口に自動で角度調節するフラップ3枚と、固定式のルーバー2枚を搭載することで効率的に部屋を暖める石油ファンヒーター。従来品の固定ルーバー機種では、温風が吹き上がってしまうため足元が暖まりにくいという課題を解決したという。固定ルーバー機種との比較では、小火力時の"30℃温風の到達距離"、"床温度30℃以上エリアの面積"ともに、約30%アップしたという。

「SGXタイプ」ロイヤルブラウン
「SGXタイプ」クールホワイト
「SGXタイプ」コズミックブルー

 また着火時間を40秒から35秒に短縮し、バーナーの高温時間を長くすることで、消火時の臭いを40%軽減。操作パネルは使いやすさを考慮し、パネル自体の角度を23.4度に変更。また操作ボタンは、右側へよく使う基本操作に関するものを、左側にお好みの操作に関連するものを配置したという。

 「SGXタイプ」の本体サイズは、438×366×445mm(幅×奥行き×高さ)で、タンク容量は9.0L。本体カラーは、ロイヤルブラウン、クールホワイト、コズミックブルーの3色展開。暖房目安ごとに、木造10畳/コンクリート13畳の「FW-3718SGX」、木造12畳/コンクリート17畳の「FW-4718SGX」、木造15畳/コンクリート20畳の「FW-5718SGX」の3機種が用意される。

「FZタイプ」は、家庭用ファンヒーターで最大の暖房出力

 「FZタイプ」は、業務用で10kWモデルの石油ストーブ(以下、業務用ストーブ)と同等の出力をもつ石油ファンヒーター。同社の調査によると、業務用ストーブの最多ユーザーは一般家庭だったことから、暖房出力はそのままに、家庭利用で利用しやすいように改良したのが本機だという。

「FZタイプ」ホワイト×ブラック

 従来の業務用ストーブでは、360度方向に温風が出ること、灯油タンクが着脱できないことに着目し、前面から温風が出るようにし、灯油タンクを着脱可能なカートリッジタンク式に改良。本体にホワイトとブラックのツートンカラーを採用することで、家庭やオフィスで使いやすいデザインにしたとしている。

 「FZタイプ」の本体サイズは、740×360×480mm(幅×奥行き×高さ)で、タンク容量は9.0L。暖房目安は、木造26畳/コンクリート35畳で、重量は約18.6kg。最大消費電力は935W。