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マウスコンピューター、2万円台からスタートできる「mouse スマートホーム」

 マウスコンピューターは、家電製品を外出先からでも操作できるIoT機器「mouseスマートホーム スターターキット」を8月24日に発売する。価格は24,800円(税抜)。

mouseスマートホーム スターターキット

 スターターキットは、「ルームハブ」を中心に、「スマートプラグ」や「スマートLEDライト」、「モーションセンサー」、「ドアセンサー」を同梱する。

 ルームハブは、Bluetooth経由で対応家電を、赤外線通信で従来の家電製品を操作できる。本機をWi-Fi接続させるため、屋内屋外を問わず、スマートフォンで家電の操作が行なえる。

ルームハブを中心に、既存の家電や対応製品を操作できる
ルームハブ
スマートプラグ
スマートLEDライト
ドアセンサー

 モーションセンサーやドアセンサーで人の動きを感知すると、ルームハブを介して手元のスマートフォンなどに通知する。スマートフォンアプリは「スマートシナリオ」機能を備え、例えばドアが開いたら自動でスマートLEDライトを点灯させるなどの「シナリオ」を作成できる。

mouseスマートホームの専用アプリ
シナリオ設定画面。ショックセンサーが反応したらLEDライトを点灯させるなどの「シナリオ」を設定できる

空気清浄機とPM2.5センサーなどシリーズを拡充予定

 発売時は未定ながら、「mouseスマートホーム」シリーズの1つとして、空気清浄機やPM2.5センサーを近日発売予定。いずれも価格は未定。

 両機をスマートハブに接続すれば、屋内外からアプリでの操作が可能。PM2.5センサーは、部屋の中のPM2.5の濃度をスマートフォンなどで確認できる。また、空気清浄機と連動させれば、自動で空気清浄機のON/OFFを行ない、部屋の空気をクリーンに保てるとする。

PM2.5センサー
空気清浄機
操作部
リモコン

家電製品のほか、多彩なクラウドサービスにも対応させる

 発表会ではマウスコンピューターの代表取締役社長 小松永門氏が登壇。現在はユーザーニーズがどんどん変化する時代であり、新しいユーザーニーズに対応し同社の事業を拡大するためには、新しい事業は必須だとした。

マウスコンピューターの代表取締役社長 小松永門氏

 「これまでのPC事業に近い技術を採用できるIoT製品は、生活をより便利にしてくれるものだと考えています。ただし、これまではIoTを具体的な製品として形にして、コンシューマーが便利さを体感していただくまでには至っていませんでした。

 当社が、そうした便利さを感じていただける実際の製品を提供できないかと考えた時に、PC関連事業でお付き合いのあるクワンタの子会社であるEQLと一緒に、素晴らしいIoT製品を展開できることになりました」

 そして「mouseスマートホーム」シリーズは、この台湾の製造メーカー、EQLのIoTブランド「Ripple」の製品を、日本の技術に適合させながら、日本市場向けにチューニングした製品群だと語った。

 発表会ではEQLのテリサ氏も登壇。今後も様々なハードウェアやソフトウェアを連携できるようにすると語った。

 同ブランドからは、今回発表された製品のほかに、北米などでは対応のドアロックや脈拍計を発売している。また、今後は衝撃センサーやIPカメラなどがシリーズに加わるほか、Philips hueやNetatmoなどにも対応予定だという。

ホームオートメーションプラットフォーム「Ripple」の概念図
今後のロードマップ

 「当社がやろうとしていることは、ハードウェアやソフトウェア、音声認識やクラウドサービスなどを連携させて、様々なシナリオを増やしていくことです。

EQLのテリサ氏

 台湾国内では順調に事業を行なっていますが、今後はグローバルに展開したいと考えています。日本市場ではサービスが重要だと認識しています。そうした市場の特性を勘案した上で、マウスコンピューターは我々のニーズを十分に満たしていると考えています。当社の高品質な製品を、マウスコンピューターの様々な知見をもって、日本市場で成功させてくれると革新しております」