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パナソニックの壁掛け扇風機から出火、対象製品がリコール

 経済産業省は、パナソニック エコシステムズが輸入し、パナソニックが販売した壁掛けタイプの扇風機「F-GA301」において、製品及び周辺を焼損する火災が発生したとして、対象製品について無償で製品交換、設置を行なうことを発表した。

パナソニックが販売した壁掛けタイプの扇風機「F-GA301」がリコール製品となった

 対象製品は、パナソニックブランドの品番「F-GA301」で、製造期間は平成20年10月~平成26年12月。対象台数は146,797台。なお、Nationalブランドの製品は、今回の対象期間より前の製造となるため、対象外。

対象製品は、パナソニックブランドの品番「F-GA301」で、製造期間は平成20年10月~平成26年12月

 対象製品をお持ちの方は直ちに使用を中止し、パナソニックエコシステムズ 壁掛扇風機市場対策室に速やかに連絡するようにとのこと。フリーダイヤル(無料):0120-872-136(携帯電話・PHSからも利用できる)。

 当該製品の重大製品事故は5件で、そのうち3件においては、モーター組み付け工程において、モーターリード線を首振り部の部品に挟みこんだため、芯線の一部が断線し、使用時の首振り運転に伴い断線が進行して、接触不良により異常発熱し、モーターリード線の異極間で、短絡、スパークし、出火に至ったと考えられる。

 それ以外の2件においても製品内部のモーターリード線が断線し、短絡、出火に至ったと考えられるが、詳細な原因の特定には至らなかった。いずれの事故も人的被害には至っていない。

 パナソニックでは、1月25日に新聞社告を行なうほか、ホームページへの掲載や販売店等への協力要請を順次進める。