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日立、スリムな奥行きで毛布が4枚入る業界最大容量12kgのドラム式洗濯乾燥機
2016年10月12日 21:09
日立アプライアンスは、業界最大12kgの洗濯容量と、62cmのスリムな奥行きを両立したドラム式洗濯乾燥機「ヒートリサイクル 風アイロン ビッグドラム BD-NX120A」を11月19日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、35万円前後(税抜)。
洗濯/乾燥容量が12kg/6kgのドラム式洗濯乾燥機。ドラム槽の容積を従来製品の約84Lから約85Lにアップすることで、業界最大の洗濯容量12kgを実現した。1回の洗濯量が多い家庭や、週末にまとめ洗いする家庭に対応するほか、「毛布」コース(6kg)では、厚手のシングル毛布4枚など大物のまとめ洗いもできるという。
大容量ながら奥行き約62cmとスリムで、洗面台の奥行きに合わせやすいのも特徴。従来の幅63cm「幅スリムタイプ」と合わせて、設置スペースに合わせたモデル選びが可能になった。
ドラム槽の容積アップは、バランサーの奥行きを深くするとともに、中央部を薄くすることにより実現。同時に振動抑制効果も生まれ、衝撃を吸収する「高減衰ラバー」と振動の大きさで硬さが変わる「ツインアクションサス」と合わせ、低振動化が実現したという。
乾燥時に衣類のシワを伸ばす「風アイロン」が進化
また時速300kmの高速風で、シワを伸ばす「風アイロン」もさらに進化した。衣類のねじれをさらに防ぐ「新・湿度コントロール」や、衣類の入れ替わりを促進する新形状リフターを採用し、アイロンをかけなくてもそのまま着られる仕上がりを実現したほか、低温乾燥で衣類の変形を防ぎつつ、ふんわり仕上げるという。
洗濯性能では、新開発の「ナイアガラ循環シャワー」を採用。従来のシャワーを一直線にふりかける方式から、シャワーを前後に動かす方式にしたことで、散布範囲が拡大した。
またドラム槽の回転を制御した「押し洗い」「たたき洗い」「もみ洗い」でガンコな泥汚れをしっかり落としつつ、ごわつきや黒ずみも抑えるほか、黄ばみを除去する「温水ミスト機能」も搭載している。
一方、すすぎの性能では、遠心力で水を飛ばし、2つのシャワーで洗剤を落とす「ナイアガラすすぎ」を見直し、従来4回行なっていた工程を3回に短縮。結果、使用水量が150Lから135L、運転時間が55分から50分と、時間とコストの節約を実現したとしている。
そのほか清潔機能として、溜まった糸くずが捨てやすい糸くずフィルターを新採用したほか、「ダニ対策コース」、従来の11時間から2時間と大幅な時短を実現した「温水槽洗浄コース」を備える。
本体サイズは、735×620×1,060mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約82kg。洗濯~乾燥の目安時間は約165分、消費電力量は約980Wh。カラーはシャンパンとホワイトの2色(右開きはシャンパンのみ)。
洗濯・脱水容量11kg/乾燥容量6kgで、「ダニ対策」「温水槽洗浄」「洗乾たっぷり7kg」の各コースを省いた「BD−NV110A」も同時に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は32万円前後(税抜)。カラーはホワイト。