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6月の家電出荷額は14カ月ぶりのマイナス~冷蔵庫や洗濯機など主要製品で低迷

 日本電機工業会(JEMA)は、6月度の国内家電出荷金額を発表した。出荷総額は2,511億円で、前年同月比94.6%と14カ月ぶりのマイナスとなった。

 製品別の出荷額は、エアコンは1,175億円で同0.7%減、冷蔵庫は419億円で同14.3%減と、ともに2カ月連続のマイナス。洗濯機は240億円の同13.2%減で、6カ月ぶりのマイナスとなった。

 出荷台数でみると、エアコンは1,470千台で前年同月比1.7%増。しかし、冷蔵庫や洗濯機、掃除機、電子レンジ、ジャー炊飯器はいずれもマイナスという結果になった。

 JEMAでは、主要製品の前年比がマイナスであったものの、民生用電気機器全体では、過去10年平均値(2,435億円)を上回り、また、2016年度第I四半期(4-6月)でみても、5,841億円の前期比0.5%増となっており、底堅く推移しているという。

過去1年の国内出荷金額動向