やじうまミニレビュー
オルファ「マグネタッチ」
~果物の皮むきや郵便物の開封に! 水で洗える超小型カッター
by 小林 樹(2013/4/23 00:00)
爪が短いので、みかんやグレープフルーツなど分厚い皮の果物を剥く際に苦労する。下手に力を入れると、皮は剥けないのに中の果実がつぶれてしまって、悲しい思いをすることがある。
そこで重宝しているのがオルファの「マグネタッチ」だ。紙やダンボールをカットできる小型カッターなのだが、ステンレス刃が水洗いに対応し、果物の皮も剥くことができるという便利なアイテムなのだ。
メーカー | オルファ |
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製品名 | マグネタッチ |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 233円 |
マグネタッチの本体サイズは52×12×37mm(幅×奥行き×高さ)とコンパクトで、スーパーで見かけるアサリと同じくらいの大きさだ。本体重量は13g。本体にはマグネットを内蔵していて、冷蔵庫や戸棚にくっつけておける。
手に持ってみると、コンパクトな割に、持ちやすいと感じた。なめらかな曲線の形状が、手のひらに馴染む。
本体中央の丸いスライダーを横に動かすと、内蔵のステンレス刃が現れる。刃はスプリング式で、スライダーから指を離すと自動で内側に戻る。力加減によって、刃を出す長さを調節できる。さらに刃を最大限引き出して、ストッパーにスライダー部分をかませると、刃を出したままの状態をキープできる。
さっそくマグネタッチで果物の皮を剥いてみよう。今回は広島産の「デコポン」に使用した。ご存じの方も多いだろうが、デコポンはゴツゴツとした分厚い皮の内側に、甘く熟した果実を包む、柑橘類の果物の商品名だ。
マグネタッチの尖った刃先は、分厚い皮にサクッと入った。そのまままっすぐに刃を動かしていくと、皮と皮の間に一本の筋が入り、果実の爽やかな香りが鼻先をかすめる。さらに違う角度から切れ目をいれていくと、皮がぱっくりと剥け、内側の実が顔を出す。分厚い皮も簡単にカットできた。
マグネタッチは小さいため取り回ししやすく、丸く切ってヘタを取るのも簡単。デザート用の柑橘類以外にも、食卓でちょっと絞りたいゆずやレモンの皮剥きにも使えそうだ。
使用後は、果物の繊維が刃のまわりに付着するが、水洗いできるので、衛生的に使い続けられる。
郵便物の開封に! 普通のカッターとしても使える
もちろん、一般的なカッター代わりに使うことも可能だ。届いた荷物や郵便物を開封したり、ビニールの緩衝材に穴をあけて潰したり、手が滑りやすいお菓子の袋を開けたり……。日常生活の中で、何かと役立つ。どちらかというと、長い直線を切るよりも、小さなものに切り込みをいれたり、紐をちょっと切る時のような、こまごまとした用途に向いている。
本体にはマグネットを内蔵し、冷蔵庫やデスクサイドなどにくっつけておけるので、いざという時に取り出しやすい。
なお、替え刃は用意されておらず、使い捨てのようだ。といっても本体の価格は300円以下なので、まぁ納得できる。
正直、これまでオレンジやグレープフルーツを剥くのが面倒で、食べる頻度が少なかったのだが、マグネタッチのおかげで皮むきのハードルが下がり、柑橘類を食べる頻度はじわじわ上昇中。手軽にビタミン補給できるのは嬉しい。
また、仕事柄、郵便物や宅急便を開封したり、緩衝材をつぶしたりすることが多いので、冷蔵庫などわかりやすいところにくっつけておけるカッターの存在は、いざという時に頼りになる。ほど良いサイズ感で、手から滑り落ちることもなく、取り回ししやすい。
皆様も小回りのきく、便利な小型カッターを1つ備えてみてはいかがだろうか。