やじうまミニレビュー
イシガキ産業「魔法の焼きいも鍋・大」
~電子レンジ×セラミックボールで「石焼き風焼きいも」が簡単に作れる鍋
by 池田 園子(2012/12/21 00:00)
冬になると、田舎に住んでいる頃はよく買っていた「いーしーやーきーいーもー。おいもー」という、トラックで営業する石焼きいも屋さんを思い出す。絶妙なほくほく感と独特の香ばしさがたまらない石焼きいもは、家では作ることができない「プロから買う焼きいも」という認識だった。
家でも作れたらいいのにな、と思っていたら「石焼き風の焼きいも」を自宅の電子レンジで簡単に作れる鍋「魔法の焼きいも鍋(以下、焼きいも鍋)」を発見した。
メーカー | イシガキ産業 |
---|---|
製品名 | 魔法の焼きいも鍋・大 |
希望小売価格 | 2,480円 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 2,365円 |
本物のさつまいものような色と形をした鍋で、セラミックボールが付属する。今回は、一度に2本のさつまいもを同時調理できる大サイズを購入した。本体は270×190×115mm(幅×奥行き×高さ)で、しっかりした造りの耐熱性のある陶器となっている。
対応するのは「家庭用の電子レンジ」のみで、高出力な業務用電子レンジでは使用不可となる。さらに、ガスやIHなどの上では使用できないことにも注意だ。
早速作ってみよう。用意するのは大きめなさつまいも2本。まずは、付属のセラミックボールを鍋の底へ敷き詰める。このセラミックボールが電子レンジのマイクロ波で発熱し、鍋とのダブル遠赤外線効果で、さつまいもの芯までふっくらと焼き上げるのだという。
次に水洗いして水気を拭き取ったさつまいもをセラミックボールの上に乗せ、さらに残りのセラミックボールで、すき間を作らないよう丁寧に埋めていく。きれいに埋めたらふたをして、電子レンジ(500W)で5分加熱する。その後、ミトンなどを使用し、鍋の熱さに気を付けながら取り出し、さつまいもの上下をひっくり返す。このときにセラミックボールが乱れるので、さつまいもと鍋との間にできたすき間を埋め直すことが、上手に焼き上げるポイントとなる。
さらに5分加熱したあと、電子レンジ内で10~15分ほどそのまま蒸らすと完成だ。できあがったさつまいもは、美しい黄金色をしており、ふっくらして甘い。味も食感も確かに石焼きいも風だ。なお、大きめな芋の場合は、蒸し時間を長くすると良い。大きさに応じて調整してほしい。
使い終わったあとは、焼きいも鍋とセラミックボールが冷めてから、スポンジに中性洗剤を付けて洗う。焦げ付きがある場合は、本体が冷めてからぬるま湯に浸したあと、スポンジで擦り落とすようにすること。洗浄後はカビを防止するために、しっかり乾燥させてからしまおう。
本体付属のレシピには、石焼き風焼きいものほかに、焼きなす、焼きとうもろこし、じゃがバターなども紹介されていた。秋から冬にかけておいしい石焼き風焼き芋だけでなく、季節に応じて使いこなせるのではないだろうか。今回紹介した大サイズのほかにも、1本用の小サイズもあるので、用途に応じてチェックしてみていただきたい。