やじうまミニレビュー
コジット「腰すっぽり座れる毛布」
~会社のイスをモッフモフのソファ風に変える!
by 小林 樹(2012/12/5 00:00)
これからの季節、オフィスでは足腰が冷える。空調をビル全体で管理しているから、足元や腰周りの冷えには個人で対処するよりほかない。
というわけで、オフィスのイスのクッションを、冬仕様に衣替えした。これまで使っていたクッションは、座ると骨盤が矯正されるというドーナツ型のタイプだったが、今回のコジット「腰すっぽり座れる毛布」は、その名の通り、背もたれまで覆うほど大きく広がったクッションで、表面はヒツジの毛のようにモフモフした触感。座椅子というか、毛布というか、クッションという言葉ではくくれない防寒グッズだ。
メーカー | コジット |
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製品名 | 腰すっぽり座れる毛布 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 3,990円 |
「腰すっぽり座れる毛布」は、付属の紐に縛られて、丸い筒状で届いた。開くと二枚貝のような形になり、座布団の部分と背もたれの部分に分かれ、全体サイズは幅58×奥行39×高さ39cm(幅×奥行き×高さ)。本体重量は915gだ。
表側の起毛素材はポリエステルだが、羊の毛のようにモフモフと柔らかい。裏側はスエードのような起毛素材で、イスや床に置いた時に、滑りにくい仕様になっている。
イスに設置する際は、そのまま置いても良いが、本体背面に付属する2つのループに付属の紐を通してイスにくくり付ければしっかり固定でき、滑り落ちるのを防ぐ。
フカフカに包まれる
会社のイスに設置してみると、想像以上に座り心地が良かった。まさに、モッフモフの触感。体を背もたれに倒さなくても、背中と背もたれの間を自然と支えてくれて、クッション効果は抜群だ。
しばらく座っていると、温かさも感じた。柔らかい素材が、座面と背もたれの左右から包み込むような形のため、腰周りの温かさが続く。
製品情報によれば、中綿には特殊生地「シンサレート」を採用しているという。「シンサレート」は、ダウンジャケットなどに使われている羽毛先に似た、極細の繊維が入り組んだ構造になっている。この構造により、多くの空気を封じ込んでおけるため、断熱性が高いのだそうだ。
コンパクトに収納できる
温かさはもちろんだが、使い勝手の上で便利だったのは、付属の紐で縛って収納したり、持ち運べる点だ。こうしたあったかグッズは、使わない時期に保管場所を取るのがネックなのだが、これなら夏場も押入れに入れて保管しやすいと思った。普段は自動車のトランクに入れておいて、寒いと感じた時に出して使うのも良いだろう。
気になったのは静電気。「腰すっぽり座れる毛布」を使うようになってから、パチパチッと静電気が気になる瞬間が増えた。素材がポリエステルだから、帯電しているんだろうか。これは今のところ防ぎようが無く、静電気防止スプレーを買って来ようと思っている。
しかしこの点を除けば、防寒という本来の目的と、座り心地には満足している。暖房の効いた室内では背中が汗ばむほど、しっかりと温かい。弾力がある素材なので、背もたれにどっしりと寄りかかると、ソファに近い感覚が味わえる。今回はオフィスで使用したが、自宅のイスや座椅子、冷える自動車の車内にもピッタリだろう。
このところめっきり寒くなったが、寒さはまだこれから先、数カ月続く。体を冷やさず、風邪を引かないためにも、あったかグッズで防寒対策をしてみてはいかがだろう。