やじうまミニレビュー

グリーンハウス「branch fan GH-USB-FANBR」

~USBと乾電池の2wayで使える卓上扇風機
by 小林 樹


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


グリーンハウス「branch fan GH-USB-FANBR」

 このところ蒸し暑い日が続いているが、オフィスの冷房は最小限。出勤時や、外から帰ってきて会社の席に座った時には、顔から背中から汗がどっと噴き出す。だからパソコンの電源を入れると同時に、USB扇風機のスイッチを入れるのが日課となっている。コンパクトなUSB扇風機は、卓上に置いて、首や顔周りなどをピンポイントで冷やしてくれるので、この季節に重宝する存在だ。

 中でも、グリーンハウスの「branch fan GH-USB-FANBR(以下、branch fan)」は、風量が2段階、風向きは無段階で調節でき、さらにアロマ機能も備えているという使い勝手の良い扇風機なので、今回ご紹介したい。


メーカーグリーンハウス
製品名branch fan
GH-USB-FANBR
購入場所Amazon.co.jp
購入価格1,911円

 branch fan本体は、木の枝をイメージしたという独特の形で、一見しただけでは、USB扇風機とはわかりにくい。側面に風の吹き出し口があり、上面に、アロマオイルを垂らす「アロマポッド」が備わっている。

 本体サイズは80×132×137mm(幅×奥行き×高さ)。本体重量は約240g。ちょうど、ペン立て程度の大きさだ。

木の枝をイメージしたデザイン。隣の席の先輩に「これって何? 」と質問された。一見しただけでは、USB扇風機とはわかりにくいデザインだ横から見た図。サンゴのようにも見えた上面と背面。上面にはアロマオイルを垂らすアロマポットが備わっている

 付属品として、アロマトレー用のスポンジ3個、USB電源ケーブル、説明書が用意されている。カラーはホワイト、ブルー、ピンクの3色があり、今回はピンクを選んだ。

本体にはアロマトレー用のスポンジが3個(うち1個はあらかじめアロマポッドに取り付けられていた)、USB電源ケーブル、説明書が付属底面。フタを外すと単四形乾電池4本が収まるスペースが用意されている

 電源は、USBポートと単四形乾電池4本の2wayから利用できる。私はデスク上で電源の取りやすいUSBポートを選んだ。

付属のUSBケーブルを使って、パソコンから給電別売りの単四形乾電池4本を電源とするとこもできる。風力「弱」の場合、連続運転時間は約135分という

 本体前面の電源ボタンを押すと、「ブウー…ン」という低いモーター音と、風が吹き出す音が始まる。電源ボタンの下にあるLEDランプはオレンジ色に点灯し、風量は「弱」で運転している。電源ボタンをもう一度押すと、LEDランプは緑色に変わって、風量「強」で運転する。さらに電源ボタンを押すと、LEDランプは消灯し、運転を停止した。

本体側面の下部に位置するプッシュ式の電源ボタン風量「弱」運転時、LEDはオレンジ色に点灯風量「強」運転時、LEDは緑色に点灯

 風向きは吹出口のルーバーを手で動かして、上下に無段階式で調節できる。首振り機能はないが、風の直進性は強く、デスクの端に置いても、顔周りまで風が届く。

 試しに、ルーバーが上向きの場合と下向きの場合それぞれにおいて、風量「強/弱」の風の流れを確認してみた。

 ルーバーを下向きにすると、風は下から吹き上げるように流れていた。ルーバーを上向きにすると、風はまっすぐに吹いてくる。そして、ルーバーの向きが上向きでも下向きでも、風量の強弱ははっきり現れていた。

ルーバー下向き。停止時ルーバー下向き。弱運転時ルーバー下向き。強運転時
ルーバー上向き。停止時ルーバー上向き。弱運転時ルーバー上向き。強運転時

 アロマ機能はどうだろう。本体上面のアロマポッドに、別売りのオイルを垂らしてみた。アロマポッドの周りは、風がかすかに吹きだしている。風に香りを乗せて届けるしくみは、ファン式のアロマディフューザーに近い。

 ただ、思っていたよりも、香りを送るパワーが弱く感じられた。試しに寝室のベッドサイドで使った見たのだが、期待していたほど、香りが広がらない。アロマディフューザーの代わりにはならず、あくまでオマケの機能のようだ。

アロマトレーのフタを外すと、スポンジが現れるアロマポッドにオイルを垂らす枕元に置けば、顔周りに送風して涼を得られる

 とはいえ、会社のデスクでは、場所も取らないし、シンプルでスッキリ見えるデザインなので、気に入っている。風の直進性が強いため、首や顔周りにピンポイントで風を送ることができる。暑い日に、噴き出す汗を抑えるのには欠かせない。

モバイルバッテリーからも給電できる。USBポートが2口あるモバイルバッテリーを使えば、携帯電話を充電しながらbranch fanを運転することも可能

 軽くて持ち運ぶこともできるため、出先のホテルの枕元や、乗り物の中で使うことも可能だ。USBケーブルを利用すればモバイルバッテリーからも給電できる。

 暑さを我慢したまま、作業効率が下がってしまっては元も子もない。皆様も、自分に合ったUSB扇風機をうまく取り入れて、盛夏を乗り切っていただきたい。






2012年 7月 9日   00:00