やじうまミニレビュー

PEKKA「お花の鍋しき」

~大小2サイズに変身するシリコン製の鍋敷き
by 座間 佳子


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


PEKKA「お花の鍋しき」

 鍋は、いろいろな料理を作ることができる万能な道具のひとつです。どの家庭でも、サイズや材質、形やデザインなど、さまざまなタイプの鍋を複数もっていることでしょう。

 では、その“座布団”のほうはどうでしょうか? 鍋の座布団、つまり、“鍋敷き”です。いくつかある鍋のそれぞれにひとつずつの鍋敷きをもっている、というかたは、まずいないのでは? かといって、鍋敷きたったひとつではなんだかちょっと足りない。でもたくさんあっても、置く場所に困るし…・・・といったところでしょうか?

 そこで今回は、たったひとつでも、いくつものパートナーといいカップルになれる鍋敷きPEKKAの「お花の鍋しき」を紹介します。見た目もかわいく気軽に使えて、おまけにサイズも変えられる、という優れものです。


メーカーPEKKA
製品名お花の鍋しき
希望小売価格1,050円
購入場所Amazon.co.jp
購入価格1,050円


これが基本の形。円の中に花が咲いています。シリコンなので、柔らかく軽く扱いやすいぷっくりぽってりとしてなかなかかわいい印象。厚さは1cmありますたたんだ状態。直径約13cm。中央のくぼみ部分は4cmほどなので、4cmより大きなものなら、問題なく置けます

 製品名通り、花をコンセプトにしたかわいらしい鍋敷きですが、優れているのは見た目だけではありません。手でくるっとひっくり返せば、簡単にサイズが変えられるので、大きな鍋も小さな鍋も受け止められる、という八方美人。たたんだ状態の直径は約13cm、広げたときは21cmほどになります。

 もちろん、元のサイズに戻すのもとっても簡単。同じように手でくるっと返せばいいだけ。あっという間に変身です。これって、大きなものにも対応できるけれど、使わないときはコンパクトになるってことでもあります。

サイズを大きくするときは、本体を両手で持って、内側の部分をひっくり返すようにします内側の花と葉が外側を向いた状態。一度ひっくり返せば、勝手に戻ることはありません大きくした場合の直径は、21cmくらいです

 これなら、家庭にあるほとんどの鍋に対応できるのではないでしょうか? ちなみに、我が家にある鍋――小さなものから中くらい、大きめのもの、さらにフライパンや中華鍋など、すべて問題なく、ぐらつくことなく置けました。

直径7.5cmの急須の下に置いたところです直径が約20cmの鍋。たたんだ状態の鍋敷きの上に置きました。鍋敷きは見えませんが、鍋は安定しているし問題はありません鍋ごとひっくり返してみるとこんな感じです。すっぽりおさまっていますね
同じ鍋を、広げた状態の鍋敷きに置いてみたところです。鍋底から鍋敷きが少し見えています。このサイズの鍋なら、たたんでも広げてもどちらで使ってもよさそうです今度はもっと大きな鍋を置いてみます。直径は26cm。上からは鍋敷きは見えません鍋ごとひっくり返したところです。安定もよく、問題ありません

 もう1つ嬉しいのは、素材がシリコンなので、扱いがとってもラクチンなこと。落としても投げても大丈夫(普通は投げませんが)。柔らかいから、どんな材質の鍋でも傷つけないし、おまけに滑りにくい。そのうえ食洗機でも洗えるため、吹きこぼれた状態の鍋を置いてもへっちゃらです。

 鍋敷きの素材もいろいろありますが、金属やガラス、タイルのものなどは、熱には強くても、鍋を置くときに「ガチャン」となりそうでちょっと気を使いません? 鍋敷きそのものも堅く重さもあるので、もし落としてしまったら床が傷つきそうだし、足の上に落ちようものなら、「おっ…つぅ~」となるのは必至。なかなか扱いが難しいものです。

冷蔵庫の扉にフックをつけて収納しています。あたっても傷にならないから安心です

 それに比べれば、コルクや木、布製の鍋敷きは、使いやすくはありますが、濡れたものを置くのはちょっと……という感じですよね。その点、シリコン製なら、これらの問題は一挙解決! 多少手荒に鍋を置いても、濡れても汚れても、あれこれ考えずに気軽に使うことができるのです。

 ちょっと注意が必要なのは、耐熱温度が200度だということ。ほとんどの場合は問題ありませんが、オーブンや揚げ物調理直後の非常に高温な鍋を置くのは、避けたほうがよいでしょう。

 見た目もかわいいから、目に見えるところに置いておいてもマル。フックにかけることもできるので、冷蔵庫や流し台の扉などにかけておけば、じゃまにならず必要なときにすぐに使えます。材質もソフトなため、扉の開け閉め時にガチャガチャしないし、傷になるのを気にすることもありません。滑りにくい素材と指にひっかけて持ちやすいデザインも、使い勝手のよさにつながります。

 何より、使っていて楽しくなるデザインと、ポップで鮮やかな色がキッチンのアクセントになって、今までよりちょっぴり料理が好きになるかもしれません。こんな鍋敷きで、キッチンにささやかな花を咲かせてみては? 







2012年 5月 23日   00:00