やじうまミニレビュー

bobino「Slim Pen」

~メモ帳に貼り付けて持ち歩ける薄型ボールペン
by 小林 樹


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


bobino「Slim Pen」

 出先にはコンパクトなメモ帳を持っていくことが多い。いざという時にサッと取り出して書けるメモ帳は、取材や旅行の際に便利なのだ。

 今回取り上げるのは、そんなメモ帳と一緒に持ち歩くのにぴったりのペン。bobino(ボビーノ)の「Slim Pen」は、裏表紙にペタッと貼り付けて持ち歩ける薄型ボールペンだ。


メーカーbobino
製品名Slim Pen
購入場所楽天市場
購入価格399円

 Slim Penは、油性黒インクのボールペンだ。本体は、さやえんどうを2つ繋げたような丸みのある形をしている。本体サイズは13×112×4mm(幅×長さ×厚さ)、重量は4gで、平べったくて軽い。

 使用するには、まずSlim Penの背面にあるタブ(固定具)を、手帳に貼り付ける必要がある。準備は簡単で、タブの裏側に付いている粘着テープの保護シールを剥がし、手帳の裏表紙に約30秒ほど押しつける。これで、タブが手帳に張り付く。

パッケージ背面。Slim Penの背面には粘着シールが付いたタブが付属しているパッケージ背面の取り付け方の説明を拡大。粘着シールをはがして、約30秒押し付ければ固定される

  ペンを使うときは、Slim Penを下にスライドすれば、タブだけが手帳に残り、ペンが取り外せる。ペンを手帳に戻す場合は逆に、タブの下から上方向にペンをスライドさせると、はめ込んで固定できる。ちなみに、Slim Penには芯(ペン先)を覆うキャップが付属せず、芯はいつもむき出しの状態となっている。

 実際にSlim Penを付けたメモ帳を持ち歩いて使ってみたが、メモ帳が膨れず、スリムに持ち歩けるのが良い。一見すると、ペンが挟まっているとはわからないほどだ。バッグやポケットに入れて持ち歩いた時に、ペンがメモ帳から外れてしまうこともなかった。

使用前の準備として、タブの粘着シールを手帳に貼り付け、30秒押さえて固定する使う時はペンをスライドして取り外す。手帳に戻す場合は、逆の手順を踏めば良い
Slim Penの背面Slim Penの厚さは4mm。一見しただけでは、ペンが挟まっているとはわからないだろう

 肝心のボールペンとしての使い心地もなかなか良かった。Slim Penは横幅が13mmあり、胴軸が細いボールペンよりも意外と安定して持てる。

横幅は13mmあり、意外と安定して持てる横から見たところ。厚さは約4mm
手帳の細かいマスの中にも十分に書き込める上から、Slim Pen、PILOTの「REXGRIP 0.7」、ZEBRAの「Tapliclip 0.7」で書き込んだところ。どれも油性の黒インクだが、Slim Penの筆記線はほかのペンに遜色ない。細かい文字まで書きやすい

 インクの質も悪くない。書き出しもダマにならないし、しっかり発色して滲みにくかった。手帳のマス目のような細かい部分にも、十分に書き込めた。

 ただ、粘着テープは1度貼ったら剥がせないため、1つのメモ帳には1本のSlim Penが必要となる。また、Slim Penを貼り付けた部分は、粘着テープの跡が残ってしまうのが残念だった。

 とはいえ、このコンパクトさでこの書き心地は十分。ほかのメモ帳や手帳に取り付ける用にも、買い足したいところだ。日々持ち歩くメモ帳や手帳に取り付ければ、いざという時にサッと取り出して筆記できる。コンパクトなペンをお探しの方に、一度試してみていただきたい。





2012年 3月 27日   00:00