やじうまミニレビュー

ルック・アット・ワン

~夏のレジャーに便利な鍵付き防水バッグ
by 阿部 夏子


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


LOOK AT ONE

 外で過ごすのが気持ちいい季節になってきた。夏が大好きな私は、公園やプール、海など時間を見つけてはなるべく外で過ごすようにしている。特別なことをしなくても自然の中でゆっくりと過ごす時間は何よりのリフレッシュになる。

 リラックスしすぎて、ついつい気が緩んでしまうのが貴重品の管理だ。海や公園などでは貴重品のためのロッカーなどを備えていないところが多く、気を引き締めていないと危ないシーンも多い。

 屋外で遊ぶ時はなるべく現金を持ち歩かないようにはしているが、それでも多少の現金と、携帯電話、デジタルカメラぐらいは持ち歩きたい。今回紹介するのは、そんなレジャーシーンにお勧めな鍵付きのバッグ「LOOK AT ONE(以下、ルック・アット・ワン)」だ。



製品名ルック・アット・ワン
希望小売価格4,830円
購入場所楽天市場
購入価格4,600円


 イタリアで大ヒットしたというルック・アット・ワンは、ダイヤル式の鍵が付いたプラスチック製の小型バッグだ。造り自体は簡素で頑丈な印象だが、カラーリングはさすが、イタリア製の鮮やかでカラフルな色が揃う。今回購入した濃いめの「フーシャピンク」のほか、レッド/オレンジ/ピンク/パープル/イエロー/ブルー/グリーンなど8色がラインナップされている。

 本体は底部が上部より狭く、バケツのような緩やかな台形になっている。蓋は横に開くタイプで、持ち手と一体になっている。持ち手は金属のチェーンの周りにビニールのコーティングがされており、自転車の防犯用チェーンのようだ。

製品本体フタは横に開く底面。奥行きは約90mm

 ビジュアルや素材感だけでも、普通のバッグとはちょっとイメージが違うこの製品。最大の特徴は取っ手をチェーン代わりにして、鍵をかけられるというところにある。本体の開閉を行なう側面のボタンの脇には、3ケタのダイヤルが用意されている。このダイヤルを合わせないとバッグが開かない仕組みだ。

 購入時のダイヤルは0-0-0に設定されているが、ダイヤル裏側に用意されているつまみを使って簡単に新しい番号に設定することができる。

持ち手部分。見た目は自転車のチェーンのようだ本体側面にはダイヤル式のロックが用意されている取っ手の片側は取り外しできるようになっている
ダイヤルロック部分。3つの数字を登録して使う内部の様子

 もう1つ、大きな特徴は防水であるということだ。プラスチックの本体と、上部のフタがしっかり水をはじいてくれるので、海やプールなど水辺のレジャーシーンでも安心して使える。

 さっそく、ルック・アット・ワンを持って公園に出かけた。出かける時にまず、思ったのは、やっぱりデザインがいい! ということ。女性にとって、バッグはコーディネートの一部になるものだ。どんなに機能が優れていても、デザインが気に入らなければ持ち歩きたいとは思わない。ルック・アット・ワンは、発色の良いカラーが夏のワンピースや、水着に良く似合いそうだ。

 本体のサイズは、幅220mm(底部165mm)、高さ180mm、奥行き90mm。大きさとしては小型のトートバッグくらいだが、プラスチック製でフタがあるので、生地が伸びる布製のバッグと比べると容量は少ない。携帯電話、コンパクトデジタルカメラ、小型の財布くらいが限界だろう。普段使っている長財布は入らなかった。屋外レジャーに行くなら、もう1つ大きいバッグを持っていった方が良さそうだ。

荷物を入れたところ携帯電話、デジタルカメラ、小さめの財布を入れるとほぼ一杯になってしまったレジャーに行くならもう1つ大型のバッグを持っていく方が良さそうだ

 土曜日の公園は、スポーツをしている人や、お弁当を広げている人で溢れていて、ただ歩いているだけでも気持ちいい。ただでさえ開放的な空気の中、これでお酒なんて飲んでしまったらそこらへんで寝てしまいそうだ。

 さっそく、ビールを飲む前にルック・アット・ワンを身近な木の枝にセットした。本体側面のボタンを押すと、フタと持ち手の部分が外れるので、あとは枝に持ち手を通して鍵をセットするだけ。一度使い方を覚えてしまえば、スムーズに使うことができる。今回は、ルック・アット・ワンが外されないように大ぶりの枝を選んでセットした。

 サイズが小さいため、中に入れられるのは貴重品のみと限られてしまうが、しっかりと鍵がかかっていることで安心して休日を満喫することができた。

食事をしたすぐそばにあった木にセットした木は大きくて枝も長いので、ロックを外されない限り持っていかれることはなさそう

 問題はどこにロックするかということ。今回は公園だったので、身近な木にロックしたが、ルック・アット・ワンのホームページでは使用例として、ビーチパラソルの骨組みの部分などを紹介している。ほかにも公園ならば備え付けのベンチや、遊具など、“動かせない場所”にロックするのがお勧めだ。

トイレなどでその場を離れるときは持っていった方が安心だ

 もちろん、これだけで万事安全とはいかないので、トイレなどその場を離れる時は、ルック・アット・ワンも持っていった方がいいだろう。

 海や山などのレジャーに出かけるとどうしても気分が開放的になってしまう。そんなときの“保険用”バッグに最適だ。

 防水性や安全性を重視してバッグを選ぶと、どうしてもデザインは後回しになってしまうことが多い。ルック・アット・ワンは、セキュリティ対策としてだけでなく、ファッションの一部としても持ち歩きたくなるバッグだ。




2010年 7月 14日   00:00