やじうまミニレビュー

火も電気も使わない陶磁器のアロマポット「Fragrance Pot」

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです
「Fragrance Pot けんじょう」

 寝つきが悪く、眠る前にリラックスできるアイテムをあれこれ試してきた。アロマキャンドルを使ったこともあるが、火を付けっぱなしで寝てしまう危険性からすぐにやめてしまった。

 アロマディフューザーを導入してみようか、しかし手入れが面倒そう……などと考えている時に出合ったのが「Fragrance Pot」だ。

メーカー名224porcelain
製品名Fragrance Pot けんじょう
購入場所AssistOn
購入価格2,592円

 白色の磁器ボトルと黒色の多孔質磁器スティックからなるこのアイテム。どちらも佐賀県姫野市で作られる伝統的な陶磁器、「肥前吉田焼」でできている。

 スティック部にはミクロの細かい穴が無数に開いており、ボトルに入れたアロマオイルがこの内部を伝って空気中に広がるという仕組みだ。

 サイズは62×100mm(直径×高さ)で重さは88gとコンパクトで、オイルを入れるスポイトが付属する。中に入れるアロマオイルは、精油100%のものよりも、アルコールで希釈されているものがよい。

どちらも伝統的な陶磁器で作られている
多孔質磁器がオイルを吸収し広げる

 さっそく使ってみた。使用したアロマオイルは、無印良品の「インテリアフレグランスオイル・リラックス 60ml」だ。

 ポットに入れるオイルの目安は10mlで、スポイトを使って約3回分。少ないのではないか……? と心配したが、10分もするとオイルのラベンダーの香りが漂ってきた。

フレグランスオイルのボトルと大きさがほぼ同じ
付属のスポイトでオイルを入れる
枕元の棚の上に設置した

 香りは、ベッドに寝転んだ時に枕元からふわっと感じる程度。部屋全体を香りで満たしたい人は物足りなく感じるかもしれないが、寝る前にリラックスする分にはちょうど良い。

 香りを変えたい時は、スティックを直火にかけて煙が出なくなるまで全体を焼いて油分を焼失させる。さらに、お湯か水でゆすいだ後に乾燥させる必要があり、少々面倒なのが難点。

 様々な香りを楽しむよりは、お気に入りの香り一つを好きな場所でほんのりと楽しみたい人に、オススメのアイテムだ。

鈴木 恵理