やじうまミニレビュー
「さじ加減」が絶妙なミニ計量カップ
by 座間 佳子(2014/11/27 07:00)
計量スプーンがカップに変身!?
普段の料理の味付けは勘と経験でOKだけれど、初めて作るものや繊細なお菓子などは、レシピどおりに作ったほうが失敗がありませんね。そのレシピに出てくる調味料の単位は、「カップ2」「大さじ1」「ひとつまみ」などいろいろですが、特にこの「大さじ・小さじ」という計量単位、少量だからこそちょっと面倒だな、と思ったことはありませんか?
そんな「ちょっと面倒」をサクッと解決してくれるのが、イノマタの「ミニ計量カップ」です。こんなものが欲しかったわ! と思わず飛びついてしまいました。
メーカー名 | イノマタ |
---|---|
製品名 | ミニ計量カップ |
購入場所 | 楽天市場 |
購入価格 | 108円 |
計れる総量は50mlまでと、まさにミニサイズ。そして、カップに施されている目盛りは「ml」だけでなく、「大さじ」「小さじ」もあるのです。これが想像以上に便利。このカップで計れるのは、大さじなら3杯、小さじなら6杯までです。「大さじ2分の1」などという、スプーンでは正確に計りにくい量も、このカップなら楽勝! ぐんと手間が省けます。
特にその恩恵を感じるのは、液体の場合。計量スプーンでは、きっちりスプーンのふちまで満たさないと計量どおりにはならないけれど、小さなくぼみいっぱいに入った液体はこぼれそうだし、入れた状態でちょっとそのへんに置いておくこともできません。それに、油を計った後で醤油とみりん、なんてときは、いちいち洗わないといけませんしね。それらをすっきりクリアにしてくれるのが、このミニカップというわけです。
小さくても、しっかり使う人の立場に立ってます
ミニサイズならではの工夫もあります。大さじ小さじの目盛りが、上から見えるのです。斜めになったカップの前面に、“内側から”読めるように書かれた目盛りは、とても見やすい。普通のカップのように側面に書かれていたら、自分がしゃがんで目盛りを目の高さに合わせなければならないけれど、これなら、立ったまま上から読める。気が利きますね!
さらに、小さいとちょっと持ちにくいところを、きちんと取っ手をつけて持ちやすくしています。取っ手を持てば、中の液体を注ぐときもスムーズで、少しの量でもこぼす心配もなくなりました。
「みりん大さじ1+酒小さじ2」なんて場合も、カップだからこそ、置いたまま次々と足して入れればOK。これもスプーンとは違うメリットです。
「さじ」という単位を目盛りそのものに使いながら、形をカップに転換したアイデアは、使う人の身になった発想です。小さいのになかなか優秀なこのカップ、手のひらにおさまるくらいのサイズですから、スペースもとらずにキッチンでの居場所もすぐに見つかりますね!
存在は小さくても、サイズ以上にお得感があるミニグッズです。