やじうまミニレビュー
「X PORTER」はジョギング(とお酒)好きにオススメのiPhoneケース
by 鳴海 淳義(2014/4/22 07:00)
暖かくなってきて、そろそろ夏に向けて運動を……という気分になっている方も多いのではないだろうか。私の場合、今回紹介する「X PORTER(エクスポーター)」というiPhoneケースによって特にジョギングの意欲が一気に高まってきた。
各種フィットネス系アプリがたくさんリリースされており、いまやスマートフォンはジョギングに欠かせないアイテム。そうなると最も重要になってくるのが、「いかにそれを携帯するか」だが、それを見事に解決してくれたのがX PORTERだった。
製品名 | X PORTER |
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希望小売価格 | オープンプライス |
販売価格 | 4,200円 |
購入場所 | X PORTERオンライン |
ジョギング中、ウェアのポケットにスマホをそのまま入れるという方もいれば、よりアクティブな方は腕に巻き付けるバンド型のホルダーなどを使っているだろう。小型のウェストバッグを用いる方もいるそうだ。
このX PORTERが他の製品と違うのは、手に巻き付けて使うというところだ。ケースから伸びているチューブで手のひらをホールドする。これの何がいいかというと、ジョギングの途中でも手軽にiPhoneを操作できる点である。
私はジョギング中、「Nike Running」というアプリを使って距離や時間などを計測しているため、常にiPhoneを携帯している。するとたびたびiPhoneを操作することになる。例えば、「いま聞いてる曲を飛ばしたい」「靴紐がほどけたので結び直すためNikeアプリを一時停止したい」「何やらLINEの通知がたくさんきている」「今度は電話が鳴り始めた」。……などなど走っている最中は意外と落ち着かない。
そういったことがあるたびにポケットからiPhoneを取り出したり、腕に巻いたホルダーから外したりするのはけっこうストレスとなる。しかしiPhoneが手のひらにあると非常に便利というわけだ。
ちなみにこのケースを手に入れるまでは、ただ裸のまま握りしめて走っていた。しかし滑り落ちるのが怖いため、常に100%近い握力を込めていなければならない。そうすると手も疲れるし、走り終わるころには集中力もだいぶすり減っていた。これはよくない。
X PORTERの場合、特にiPhoneを持っていることを意識しなくても、常に手のひらに固定されているので気が楽だ。よほどのことがない限り落とす心配はない。走っている途中で立ち止まってすぐにiPhoneを確認できるのが一番のメリットだ。LINEやその他のプッシュ通知がくるとチェックせずにはいられないタイプの人にはぴったりだろう。
ほかにも走りながら時間や距離をチェックしたり、地図を見たりできるので、特に長い距離を走る時に重宝する。ケースの中にはSuicaを内蔵できるため、現金を持たずに延々と走れる。走り終えたらSuicaで飲み物を買って、電車で帰ることもできる。今年こそはしっかりとジョギングして、体を絞るぞ! と意気込む人にはぜひオススメしたい。
サイクリングや自転車通勤車にも使えるアタッチメント付き
運動中にスマホを使う場面といえば、ジョギング以外にもサイクリングがある。最近ではサイクルコンピューターとして使えるアプリも揃ってきているので、やっぱりスマホは欠かせい。このケースは付属のアタッチメントを使うと、肩がけにして胸の前に固定できるので、自転車にもぴったりだ。自転車本体にスマホを取り付ける器具も販売されているが、それでは心許ないという人はこちらを使ってみてはどうだろう。
胸の前に固定されているので、信号待ちなどのちょっとした停止時間にチェックできるし、ズボンのポケットに入れるのに比べたらかさばらない。
見た目はちょっとゴツイが
ケース自体の材質はプラスチック製で軽いが、見た目は少々ゴツイ印象。ケース下部からチューブが伸び、上部にはアタッチメントがある。背面を見るとわかるが、アウトドアな雰囲気で、がっしりとしたデザイン。これは好みがわかれるところかもしれない。
またSuicaなどの磁気カードを収納できるようになっているため仕方がないとは思うが、厚みは気になる。ゴムでiPhoneの4隅を固定するため、その分だけ表側も出っ張る。ジョギングをしていないときはゴムのチューブやそのアタッチメント部分は単純に邪魔で、ポケットから出し入れするとき、たまに引っかかる。
じゃあ走るときだけ使うようにして、普段はつけなければいいと思うだろうが、やはりSuicaを入れられるのであれば常に装着していたい。付け加えると、ジョギングの他にも意外に便利な使い道がある。
普段からiPhone落としがちな人は手にはめよう
みなさんは電車内やタクシーで座っているときにスマホを触っていて、そのままうとうとと眠ってしまうことはないだろうか。私の場合はよくあって、気づいたらiPhoneが手からすべり落ちてしまい、床に落下したり、自分の横の席に転がっていたりする。そのまま気付かずに電車やタクシーを降りてしまうこともあった。
そんなときにこのケースでiPhoneを手に巻きつけておけば、まず落とすことはない。深夜・早朝眠いとき、あるいは深酒をしたとき、iPhoneを操作するならこういったケースが必要になってくるのは自分だけだろうか。おかげでヒヤリとすることがなくなった。実は去年の忘年会シーズンには大活躍していた。
運動中もスマホが手放せない人に
運動中くらいはスマホの通知を全部無視してもいいかもしれないが、しかし仕事の関係などでチェックしないといけない人にとって、X PORTERは最適なiPhoneケースだろう。ただし「走りスマホ」は、おそらく「歩きスマホ」よりずっと危険なと思いますのでやめましょうね。必ず立ち止まってからの操作を。