やじうまミニレビュー
サン・ホームエンターテインメント「Smart Karaoke(スマカラ)」
~iPhoneを使って、自宅でカラオケ!
by 池田 園子(2013/3/1 00:00)
1人でカラオケボックスに行く、ひとりカラオケが流行っているらしい。1人でもカラオケに行って、自分の好きな歌を思いっきり歌いたい! という気持ちは分からなくはないが、ひとりでカラオケ店に行くのは恥ずかしい……「この人、ひとりでカラオケに来てる。ププッ」と店員さんに笑われるのもイヤだ。そんな人に、私が自宅で使っている動画通信カラオケ「Smart Karaoke」(以下、スマカラ)を紹介したい。
メーカー | サン・ホームエンターテインメント |
---|---|
製品名 | Smart Karaoke(スマカラ) |
希望小売価格 | 9,800円 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 7,980円 |
自宅でカラオケが楽しめる家庭用カラオケは、これまでにも様々なタイプのものが発売されている。しかし、かなりスペースをとる大きな機械だったり、高額だったりと、思わず購入をためらってしまうものが多かったように思う。スマカラはそんな家庭用カラオケの常識をくつがえす、実に“スマート”なカラオケなのだ。
スマカラを始めるのに必要なものはスマカラアクセサリー、iPhone(iPad、iPod touchも対応)、テレビだけ。最初にスマカラアクセサリーをセットで購入する。アクセサリーは、スマカラ本体、マイク1本、AVケーブル、オーディオケーブル、簡単な取扱説明書がセットになっている。なお、iPhone5以降のLigntningコネクタの機種は、別売の「Lingtning Digital AVアダプタ」が必要になる。
まず最初に、iPhoneあるいはiPadに「No1曲数スマカラ」アプリをインストールする。その後、スマカラ本体とマイク、オーディオケーブルを接続する。次に、スマカラ本体に接続したオーディオケーブルの反対側をiPhoneのヘッドホンの差し込み口へと接続。それから、iPhoneのDockコネクタへAVケーブルを接続し、その反対側に付いた赤白黄端子のピンプラグをテレビに接続すれば準備完了だ。
各機器の接続は、意外なほどシンプルで簡単だが、手順通りに接続していくことがポイントとなる。接続しても、音が出ない場合は再度、順番通りにやり直そう。ちなみにiPhoneはDockコネクタとヘッドホンの差し込み口へ両方を接続した場合、後に接続した側から音が出るといった特徴を持つ。このことも知識として知っておきたい。
接続が終わったら、スマホアプリを起動する。このアプリがカラオケ店に置かれている機器の役目を果たす。映像も字幕もカラオケ店そのもののようで、本格的なカラオケを楽しめる。ストレス解消にも皆で行くカラオケに備えた新曲の練習にもちょうど良い。マイクの音もしっかり出ているし、エコーも調節できる。マイクを1本追加購入すればデュエットも楽しめる。
また、iPhoneとテレビをAVケーブルでつなぐと、テレビから音と映像が流れる。新曲を練習したいとき、まだマイクを使うのは早い……とためらうこともあるだろう。そんなときにマイクなしで、曲を口ずさみながら練習できる。なお、スマカラ本体と手持ちのコンポを接続すれば屋外でも使える。これからの季節、お花見パーティでも活躍しそうだ。
注意したいのは、ボリュームアップしすぎないこと。近所への迷惑にならないよう、早朝や夜遅くのカラオケは避け、音量を上げすぎないように注意しよう。それでもやはり音が気になるという人は、手持ちのヘッドホンをスマカラ本体へ接続すると良い。ヘッドホンから音が出るので、曲の音量が気にならなくなる。
ちなみに気になる曲数だが、95,000曲以上も収録されており、毎月新曲を含めて1,000曲以上追加される。全国のカラオケ店で年間10回以上歌われている曲は、ほぼ網羅しているというから相当な数だ。ランキングなどを見てみると、利用者は40代以上の人が多い印象で、演歌も活発に歌われている。もちろん最新のヒットチャートも充実している。
利用料金は2パターンから選択できる。チケット購入日から1ヶ月間好きなだけ歌える「月額歌い放題チケット」は月額1,200円。1カ月間スマカラの全楽曲を歌い放題で楽しめるプランだ。1曲歌うごとに1チケットが消費される「20曲チケット」もある。月に20曲以上歌うという人は前者がおすすめだ。それでもカラオケ店へ行くよりはずっと安価で済む。
ちなみに、サン・ホームエンターテイメントでは、3月末までの限定で、アクセサリーキットを無料で貸し出しするキャンペーンを提供している。初期費用がかからず、月々の利用料だけ払えば良いので、スマカラをやってみたいという人には、良い機会だろう。