やじうまミニレビュー

タニタ「カロリージャンプ CJ-688」

~跳んだ回数と消費カロリーを表示するなわとび
by 池田 園子


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


消費カロリーと跳んだ回数がわかる縄跳び。タニタ「カロリージャンプ CJ-688」

 ほぼ毎日お酒を飲んでいるせいか、お腹周りがぽっちゃりしてきたのが気になる……何とかしなくちゃ、とは思いながら「でも運動は面倒だからイヤだな」と避けてきた。それでも、お酒はやめられないし、食べることは好きだしということで、やはり可能な範囲で身体を動かそうと思い立った。

 しかしランニングは苦手だし、わざわざジムに通うのも面倒くさい。もっと手軽に取り組めて、毎日数分でも続けられることがいい。中でも脂肪燃焼効果の高い有酸素運動がいい。そういったワガママな条件で検討したところ、なわとびはどうかと考えついた。

 ボクシングのトレーニングメニューの1つでもあるなわとびは、かなりハードな全身運動の1つ。跳ぶことで全身をまんべんなく揺らすので、身体中の脂肪が燃焼されやすくなる。跳び方次第では筋肉を鍛えることにもつながり、脚痩せやお腹痩せを狙うことも可能だという。

 いろいろと探してみたところ、社員食堂で有名なタニタの開発したなわとび「カロリージャンプ」を発見した。健康を意識したタニタ製品というだけあって、普通のなわとびではない。跳んだ回数を1~9,999回まで、消費カロリーを1~4,108kcalまで、正確に測定してくれる、デジタルななわとびだ。


メーカータニタ
製品名カロリージャンプ CJ-688
希望小売価格2,310円
購入場所Amazon.co.jp
購入価格1,778円

 使い始める前に自分の体重をセットするより正確な消費カロリーが出る。カロリージャンプには約1年持つ電池(1日10分間使用する計算)がもともとセットされている。それでもかなり軽量で、ロープを除くと重さは約140gしかない。
色は爽やかなブルー体重を登録すればより正確な消費kcalが出る

 さっそくこれを持って近所の公園へ向かった。アスファルトの道路で跳ぶよりも、やわらかい土の上で跳ぶ方が脚にはやさしい。

 一般的な前跳びだけではなく、後ろ跳びや交差跳びも正確に測定してくれる。同じ回数でもそれぞれ消費kcalが違うのか確かめてみた。前跳びは100回で9kcal、後ろ跳びは100回で11kcal、交差跳びは100回で10kcal消費していた。

 加えてメジャーな駆け足跳びをしてみると、100回(左右のジャンプを各1回としてカウント)で8kcalと最も低かった。ただし足腰に負担が少なく、長時間続けやすいのは駆け足跳びだ。もちろん跳んだ回数も正しく計測してくれる。

 それにしてもなわとびは意外と疲れる。持参したタイマーをチラチラ見ながら跳んでいたのだが、ものの2~3分でひどく疲弊してしまった。日頃の運動不足がたたったのか、ゼーゼーと苦しい呼吸をしながら跳んでいたと思う。

前跳び、後ろ跳び、交差跳びが測定できる最初のうちは背筋を伸ばして跳ぶ意外と体力勝負のなわとび……2〜3分で疲れてきた

 それでも「跳ぼう!」「まだやめずに続けよう!」と励みになるのは、引っかかる度に跳んだ回数と商品kcalをチェックできるからだろう。この日は結局1,732回跳び、137kcalを消費できた。おやつに食べたクッキー1枚分のカロリーは消費できたはずだ。

跳んだ回数は1,732回137kcal消費

 普通のなわとびであれば、跳んだ回数が100回を越えるあたりから、把握できなくなってしまいがち。それを正確に計測してくれるため、目標回数に到達するまでは頑張ろうという気持ちになれる。また屋外でも取り組めるため毎日コツコツと続けやすい。いつでもどこでもできる点で、なわとびはかなりおすすめの運動だ。

 また跳ぶという独特な動きから自分の身体の重さを体感でき、「このままではマズい」「1週間前より身体が重たくなった?」などと自覚しやすくもなる。くじけそうなときには消費カロリーをこまめにチェックすればいいだろう。

 数字が出てくるので「今日食べたスイーツ1個分消費できた」「ランチを食べすぎたからもう100kcalだけ減らそう」などと目標も立てやすい。そういった小さな達成を積み重ねていくことで、よりよい形でのダイエットができそうだ。ズボラさんこそ試してみてはいかがだろうか。





2012年 9月 27日   00:00