やじうまミニレビュー
クーン・リコン「スイカナイフ」
クーン・リコン「スイカナイフ」 |
冷たくて、甘くて、水分もたっぷり。スイカはまさに夏の果物だ。昔から好きで、暑くなってくると必ずスーパーで買っているが、ここ最近はあらかじめカットされたタイプを手にすることが多い。持ち帰るのが重い、食べきれないなど理由はいくつかあるが、その中の1つに「大きいスイカを切るのが難しい」というのがある。
直径30cm以上のスイカを普通の包丁で切るのはかなり難しく、切っている途中に皮が裂けてしまったり、切り口が汚くなってしまう。そこで見つけたのが、スイカ専用のクーン・リコン「スイカナイフ」だ。
メーカー | クーン・リコン |
製品名 | スイカナイフ |
希望小売価格 | 3,150円 |
購入場所 | 東急ハンズ |
購入価格 | 3,150円 |
スイカナイフは、パッと見てすぐに「スイカ用のナイフ」だとわかる。持ち手部分はスイカの皮の色のような緑で、刃の部分はスイカの身のようなジューシーな赤、合間に種の形をした穴が開いているという念のいれようだ。
本体は全長41.5cmで、普通の包丁に比べるとかなり大きくゴツイが、重さは257gと軽いので、扱いやすい。刃先は波形になっていて、ノコリギの刃先のように鋭利だ。刃には、シリコンコーティングが施されていて、食材がくっつきにくいという利点もあるという。
製品パッケージ | スイカ専用のナイフということが一目でわかるデザインを採用している | 全長41.5cmで、普通の包丁に比べるとかなり長い |
一般的な包丁と比べたところ | 刃先はノコギリのような波形になっている |
というわけで早速使ってみよう。両手で抱えるほど大きなスイカを買ってきて、スイカナイフを使って切ってみた。普段使っている包丁よりずいぶん大きいので、少し緊張しながら切ったのだが、あっけないほど簡単にキレイに切れた。
大きなスイカを買ってきた。横にあるのは、500mlのペットボトル | 刃の長さは十分足りている | 刃がスイカの直径よりも長いので、前後に動かさなくても切れる |
切り口。皮も果実も無駄に削れることなく、スパっと切れた |
小さい包丁で、大きなスイカを切ろうとすると、刃を前後に大きく動かさなければならないので、安定感がなくなって、ぐらついてしまう。その結果、断面がガタガタになってしまうのだ。一方、スイカナイフは刃の長さが十分なため、刃を前後に動かす必要がない。
刃先が鋭利な波形になっていて、上から下にそのまま下ろすようにするだけで、スパっと切れる。小さな包丁で思いっきり力を入れて切るよりも、遙かに楽で、断面図もキレイ。固くて厚い皮の部分も違和感なく、切れるのはやはり専用の包丁ならではだろう。
スイカの果汁は、糖分が高く、べたつきやすいので、使用後はすぐに洗うようにしたい。耐熱温度は90℃なので、食器洗い洗浄機を使っても問題ないだろう。本体には専用のカバーが付属するので、安全性のためにも収納時はカバーをしておこう。
専用の収納カバーが付属する | 収納カバーをしたところ。見た目がほとんど変わらないので、使う時はカバーのあるなしを確認してから使うようにしている |
使用用途は狭いが、「専用」の良さが味わえる製品。あらかじめカットされたスイカも食べやすいが、少し青臭いスイカの皮があった方が断然おいしい。スイカ好きの人には迷わずおすすめの一品だ。
2012年 8月 8日 00:00
やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです