トレードワークス｢アイコン4WAYバスクロック｣。清潔感のあるシンプルなデザイン

　温泉や銭湯などの公衆浴場には時計がかけられていることが多いが、自宅の浴室に時計を置いている人はあまり多くないのではないだろうか。家庭の浴室であっても、急いでいる時や、短時間でシャワーを浴びなければならない時などには、時刻を確認できる時計があると便利だ。また、ヘアトリートメントや白髪染めなどで時間を計らなければならない際にも時計があれば重宝する。

　今回紹介する｢アイコン4WAYバスクロック｣は、このような用途に最適なバスクロックだ。これ1台で時計・アラーム・タイマー・室温計と4つの機能を備えており、水回りにも置ける防滴仕様となっている。

　アイコン4WAYバスクロックの最大の特徴は、時計・アラーム・タイマー・室温計という4つの機能の切り替えを、ボタン操作ではなく、本体を倒したり、逆さまに置いて行なうこと。

　液晶ディスプレイの周りにある白枠には｢CLOCK(時計)/ALARM(アラーム)/TIMER(タイマー)/TEMPERATURE(温度)｣と記載されており、本体上部にはそれぞれの機能を示したアイコンが記載されている。使いたい機能のアイコンが上に来るように置くと、表示の縦横も連動して切り替わる仕組みだ。

パッケージ	ディスプレイの周囲に機能名が記載	時計のアイコン

アラームのアイコン	タイマーのアイコン	室温計のアイコン

　本体は正面から見ると正方形で、サイズは80×50×80mm(幅×奥行き×高さ)、重量は実測で172g(電池込み)。

　液晶にはカラーライトも搭載されており、切り替えるたびに違う色が点灯して実にカラフルだ。カラーライトは全部で7種類で、どの機能が何色と決まっているわけではなく、倒すごとに黄緑→紫→水色→白→赤→緑→青の順番に切り替わっていく。切り替わり時に点灯したカラーライトは、数秒後に自動的に消える。

　ライトを搭載しているため、薄暗い浴室でも見やすい。いつでもサッと持ち上げて横にするだけで、シャンプー中などでも簡単に機能を切り替えられる。切り替わったことが色で確認できるのでとてもわかりやすい。

時計モード	アラームモード

タイマーモード	室温計モード

　電池は単四形乾電池2本を使用し、交換の際には本体裏のバッテリーカバーを固定している4つのネジをマイクロドライバーで開ける必要がある。防滴仕様のためか、この電池カバーのネジがけっこう固く、少々開けにくかった。

　背面には｢TIME SET｣ボタンと｢ADJUST｣ボタンの2つがあり、この2つのボタンで時計やアラーム時刻、タイマーの設定などを行なう。アラーム機能がONの場合は時計アイコンが液晶ディスプレイに表示されて、セットした時間になるとアラームが鳴り、約60秒で自動的にストップする。アラームを止めるには本体を回転させるか、いずれかのボタンを押せばOKだ。

　タイマーの設定最大時間は99分59秒で、カウントダウン終了後にアラームが鳴り、約60秒で自動的にストップする。アラームモードと同じように、本体を回転させるか、いずれかのボタンを押せば途中で止まる。

背面には2つのボタンを搭載	ネジ止めのカバーを開けて電池をセットする

水が直接かからない場所に設置

　筆者の場合、ヘアトリートメントで時間を計ったりする習慣はないが、たとえば見たいテレビ番組が始まるまでの中途半端な時間を利用して入浴する場合に、残り時間を確認するためにタイマーを使っている。あと、疲れているときなどについつい長湯をしすぎてしまうことがあるので、入浴時間を区切るために使うのも効果的だった。

　使用中に気付いた点としては、画面が湯気で曇っても見やすく、結露もしにくいこと。たとえ曇りがひどくなっても、カラーライトを点灯させれば見やすくなる。ただしこのバスクロックはあくまでも防滴仕様であり、耐水圧設計ではない。蛇口やホースから直接水をかけるとトラブルが起こる可能性があるので注意しよう。

　4種類の機能を搭載しながらも2ボタンのシンプルなデザインを実現し、ユニークな機能切り替えも実に使いやすい｢アイコン4WAYバスクロック｣。浴室に時計を置きたい人にはかなりおすすめだ。