やじうまミニレビュー
サンパック「ホットストーンアーム」
サンパック「ホットストーンアーム」 |
新年度の始まりには、新社会人の方もそうでない方も、気持ちを新たにして、なんとなく肩に力が入っている時期ではないだろうか。
私はふだんからデスクワークが多くて肩が凝りやすいのだが、この時期はなおさらひどい。そこで試してみたのが、サンパックの「ホットストーンアーム」だ。
ホットストーンアームは、肩や腰のツボを人力で押す指圧系マッサージャーだ。面白いのは、揉み玉を電子レンジでチンして、温めてからマッサージできる点だ。
メーカー | サンパック |
製品名 | ホットストーンアーム |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 2,300円 |
本体サイズは360×187×72mm(幅×奥行き×高さ)で、先端に白い揉み玉を搭載している。柄の部分は長く、先端の揉み玉に向かって弓なりに曲がっている。持ち手の部分は太く、握りやすい。重さは実測で345gで、持ってみると結構ズッシリしている。素材はプラスチックだ。カラーはレッドとブラックがあり、今回はレッドを選んだ。
持ち手の部分は太く、握りやすい | 先端に白い揉み玉を搭載している | 柄が長く、湾曲している |
使うにはまず、先端のキャップを回して、揉み玉を取り出す。キャップには「OPEN/LOCK」と記載されていて、開閉の方向がわかりやすい。
取り出した揉み玉は、シリコンゴムで覆われていて、すべすべと滑らかな質感だ。このシリコンゴムの内部には、温かさを持続させる「電子レンジのマイクロ波を吸収する特殊セラミック」が収まっているという。
電子レンジの加熱時間は、500Wで30秒、600Wで20秒が目安となっている。温かさが足りない場合は、10秒ずつ追加過熱すれば良い。
先端に収まっている白い揉み玉 | キャップには「OPEN/LOCK」と記載されているのでわかりやすい |
先端のキャップを回して、揉み玉を取り出す | 手のひらサイズの揉み玉。重さは約138gで、結構ズッシリしている |
電子レンジで500Wで30秒温めてみると、加熱後に取り出した揉み玉は、かなり熱くなっていた。ヤケドするほどではないにしても、レンジで茶碗を温めた時のように熱を帯びているため、ミトンやタオルを使って取り出したほうが安心だ。
直接手に取るとアツアツな状態の揉み玉だが、キャップ内に装着して肩や首に当ててみると、意外と心地良い温度だと思った。蒸しタオルのような、じんわりとした温かさだ。
一番気に入ったのは、ただツボを押すだけでなく、温熱効果で血流が良くなったように感じる点。なんとなく肩の力が抜け、リフレッシュになった。
揉み玉の温かい状態は、15分ほど続いた。すぐには冷めないので、首や肩、腰のツボを、ひととおり押すことができた。
ただツボを押すだけでなく、温熱効果でリフレッシュ感を味わえる | 柄が長いので、片手で左右の左右の首・肩・腰に届く |
後ろから見た様子 | 肩甲骨の内側のツボに入り、超気持ち良かった | 腰もグイグイ押せる |
ほかに良かったのは、揉み玉の先が突起状で、首の筋や、肩甲骨の内側、背骨の脇など、ツボにググッと入ることだ。
また柄の部分が長いため、片手で左右の首・肩・腰に届くのが嬉しい。グイグイ力を入れると柄がしなり、弾力のある指圧感が味わえる。
ただし、本体は結構ズッシリしていて、10分以上持っていると重く感じてきてしまった。重いぶんマッサージには安定感があるが、この点は残念だ。
もう1つ気になったのが、揉み玉をレンジで過熱すると、シリコンを加熱した独特のニオイが発せられる点。特に鼻に近い首周りを指圧する際に、ニオイが気になってしまう。ニオイに敏感な方はご留意いただきたい。
会社のデスクにひっかけて、肩こりが気になった時に使うことも |
もちろん揉み玉は繰り返し何度も温められるし、暑い夏場には、揉み玉を温めずにそのまま使える。収納場所としては、デスクや棚にひっかけて置けるので、使い勝手は良い。
さて、いよいよ4月も後半戦。きたる5月病を予防するためにも、手軽に使えるマッサージャーを傍に置いて、身体を適度に労わってみてはいかがだろうか。
2012年 4月 19日 00:00
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