やじうまミニレビュー

リッチェル「ハユール ディスペンサー」

~詰め替え作業が楽にできるスリムなシャンプーボトル
by 阿部 夏子


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


リッチェル「ハユール ディスペンサー」パープル

 ゴミが出ない、お買い得、ボトルに比べて軽い、という理由から、シャンプーや洗剤類は詰め替えパックを愛用している。ボトル入りのシャンプーを買ってきて、中身がなくなったら、詰め替えて使っているのだが、半年も使っていると、ボトル自体もだいぶくたびれてきてしまう。そこで、詰め替え専用のボトルを購入することにした。

 最近では、ほとんどのメーカーで詰め替えパックを出していることもあってか、東急ハンズやロフトなどの雑貨店には、ホテルに置いてあるような高級なものから、華奢なデザインのボトルまで様々な種類の専用ボトルが並ぶ。その中から私が選んだのは、とにかく使いやすさを重視したリッチェルの「ハユール ディスペンサー」だ。


メーカーリッチェル
製品名ハユール ディスペンサー
希望小売価格1,365円
購入場所ロフト
購入価格1,365円


 この製品を選んだのには、3つ理由がある。

 まず、プラスチック製であること。水回りで使うものなので、手入れに手間がかかるのは避けたい。本体は細長い長方形で、表面には凹凸が一切ないので、水垢などが付着しにくい造りになっている。

 次に、使い分けができること。ハユール ディスペンサーは、全6色を用意していて、見た目に違いがはっきりとわかる。

 今回は、シャンプー、コンディショナー、ボディソープで使い分けたかったので、パープル、ピンク、グリーンの3色を選んだ。なお、本体には中に入っているものを認識するためのシールが付属する。シールはシャンプー、コンディショナー、ボディソープの3種類のほか、自分で書き込める無地タイプが用意されている。

 最後に設置スペースを取らないことだ。ハユール ディスペンサーの本体サイズは55×90×255mm(幅×奥行き×高さ)で、一般的なシャンプーボトルに比べるとやや大きめな印象だが、本体幅が6cmにも満たないので、すっきりと置ける。

シャンプー、コンディショナー、ボディソープで使い分けしたかったので、色の違うものを3つ購入した本体には、使い分け用のシールが付属するシールを貼ったところ
本体幅5.5cmでスッキリと置けるところも魅力立てかけて入れるタイプの浴室用棚にも対応する

 容量は650mlで、一般的なシャンプーの詰め替えパックの容量よりも大きめ。ワンプッシュで、2~4ccが出る。

本体容量は650ml。一般的な詰め替えパックよりも容量が大きめになっている。写真は容量400mlのボディシャンプーを入れたところワンプッシュで2~4ccが出る。写真は、2プッシュしたところ

 使い始めてから気づいたのは、とにかく詰め替えがしやすいということ。フタ部分は、回して固定するのではなく、パッキンで密閉する造りで、本体上部分がパッカリとそのまま開く構造になっている。

 一般的なシャンプーボトルに比べても、ずっと口が大きいので、詰め替えが短時間で、失敗なくできる。袋の口を大きく開けて、詰め替えできるので、袋の隅の方に残ったシャンプーを残してしまうという、詰め替えパック特有の悩みからも解放された。明るい色も、浴室が華やかになるので気に入っている。

本体のフタを開けたところ。一般的なシャンプーボトルよりも口が大きいフタの周りにはパッキンが備えられている上からフタを押し込むようにして密閉する
一般的な詰め替えパックでは、注ぎ口が設けられているが、細めに作られているので、詰め替えに時間がかかるハユール ディスペンサーはボトル口が大きいので、注ぎ口を大きめに開けて、短時間で詰め替えできる袋の底に残ったシャンプーまで残さず詰め替えできる

 実は以前にも同様の製品を使ったことがあったのだが、見た目重視で購入したこともあって、ノズル部分が詰まってしまって、すぐに使うのをやめてしまった。その点、ハユール ディスペンサーは、詰め替えの手間や、設置スペースの省略など、使い勝手を追求している点が好印象。今回紹介した、ビビッドなカラーだけでなく、ホワイトやブラックもラインナップされているので、詰め替えパックを使っている人には広くお勧めしたい。

本体が半透明なので、残りの容量を一目で確認できるビビットなデザインで、浴室が明るくなる



2012年 4月 4日   00:00