やじうまミニレビュー

TUBTRUGS「Medium Tubtrug」

~軽くて色々使える柔らかいゴムバケツ
by 阿部 夏子


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


TUBTRUGS「Medium Tubtrug」

 3.11以降の計画停電の折、自宅にバケツがないことに気付いた。マンション住まいの我が家では、停電中はトイレの水が流せない。そこで、あらかじめ浴槽に水を張っていたのだが、水を移動する手だてがなく、とても困ってしまったのだ。

 あの時のような計画停電が、もう一度実施されるかどうかはともかくとして、「備えあれば憂いなし」というわけで、自宅用のバケツを購入した。それが今回紹介するTUBTRUGS(タブトラッグス)「Medium Tubtrug(ミディアム タブトラッグ)」だ。


メーカーTUBTRUGS
製品名Medium Tubtrug
希望小売価格1,470円
購入場所Amazon.co.jp
購入価格1,470円


 TUBTRUGSは、イギリスで園芸用のゴムバケツとして開発された製品だ。本体素材はリサイクルポリエチレン100%で、軽くて丈夫、さらに柔らかくて耐熱性にも優れている。

 

 本体は、円形に2つの取っ手がついたシンプルなデザイン。今回購入したのは、Mサイズで、本体カラーはグリーン系の「ピスタチオ」を選んだ。Mサイズは、390×300mm(直径×高さ)で、容量は26L。重量は689g(実測)。もう2カ月以上使いこんでいるが、このサイズは持ち運びしやすく、置き場所もそれほど選ばないので、使いやすい。TUBTRUGSでは、このほかにも14種類の本体カラーを用意していて、6種類のサイズを用意している。用途や好みに合わせて、サイズや色を選べるのは嬉しい。

製品本体購入時には、本体底面にシールが貼られている
本体裏面。TUBTRUGSのロゴが入っている重さは実測で689g。片手で楽に持てる

 この製品の特徴を一言でいうと、とにかく使用用途が広いところ。本来の目的である、水を入れるバケツとしてはもちろん、洗濯物用のかご、物入れ、オモチャ入れなど、とにかくモノを運ぶ、しまうといった用途ならほとんど対応する。使いやすい秘訣は、なんといっても本体の丈夫さと柔らかさだ。

 まずは、丈夫さについて。大量の水を入れても、漏れることはもちろんないし、持ち手が伸びてしまうということもない。ゴム素材で、汚れが付きにくく、気軽に洗えるので、場所を選ばずにどこでも使えるというのも良い。ここらへんの造りは園芸用ならではだろう。

約8kgの洗濯物を入れたところ両手で持ったところ大きめの洗濯用ピンチを入れたところ。本体が柔らかいので、ちょっと大きめのものを入れても大丈夫

 次に、柔らかさについてだ。TUBTRUGSは、素材がゴムで柔らかいので、2つの持ち手を1つにまとめて持つこともできる。特に便利だったのは、水の移動の時。本体上部に持ち手があるので、ゴムのような柔らかい素材でも、水を安定して運ぶことができる。また、本体を折り曲げて水の量を調節することもできるのだ。

 安定して運べるだけでなく、水を注ぐときも、注ぎ口を細めて量を調節できる。水を周りにこぼすリスクが低くなるので、室内でも安心して使える。

水を入れているところ移動時には持ち手を1つにまとめると、安定して持てる水の量を調節しながら出せる

 実は、計画停電以降、色々なバケツを探して、実際いくつか購入して試したのだが、どれもしっくりこなかった。非常時用のおりたたみバケツは水漏れが気になったし、しまいこんでどこにあるか分からないのでは役に立たない。かといって、本格的なバケツは用途がかなり限られてしまう。

 その点、TUBTRUGSはリビングに置いてあっても違和感のないポップなデザインで、様々なシーンで活躍してくれる。まさに、理想的なバケツだ。シンプルながら、かなり使いでのある製品。まずは、洗濯物入れとして1つ導入してみてはいかがだろうか。





2011年 7月 11日   00:00