やじうまミニレビュー
アーネスト「2コ2コ餃子」
アーネスト「2コ2コ餃子」 |
安くて、おいしくて、ご飯にもビールにも合う。餃子が嫌いという人は聞いたことがない。5人家族だった我が家では、1カ月に1度は餃子パーティーという名のお手伝い兼食事会が催されていた。なぜパーティーなのかというと、家族みんなで包んで、包んだ傍から焼くというそのスタイルは、ちょっと非日常な感じがしたからだ。結婚してからも餃子は何度か作っているが、主人と2人ではパーティーにならず、なぜか面倒に感じる。
理由は1つ、そう、包むのがめんどくさいのだ。
三人姉妹の我が家では母も含めて包み手は4人いた。ワイワイと騒ぎながら作業を進めていたため楽しかった思い出しかないが、それをキッチンで一人でやるとなると、おもしろくもなんともない。手作り餃子に舌が慣れているため、出来合いを買ってくる気にもならず、餃子を食べる回数はどんどん減ってきた。
今回紹介するアーネストの「2コ2コ餃子」は、そんな悩みを一気に解決してくれるアイテムだ。まるで型押しのように次々と餃子が作れるという。
メーカー | アーネスト |
製品名 | 2コ2コ餃子 |
希望小売価格 | 680円 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 680円 |
本体は、クッキー作りや工作に使う型の様な造り。開いた状態の本体に、餃子の皮をセットしてその上に具材を乗せる。そのあと、餃子の皮のフチに水を塗る。後は、両側から餃子を挟むようにしておしまいだ。
製品本体 | 皮を中央から折りたたむようにして、餃子を作る | 本体を閉じた状態。餃子特有のヒダが出来るように型も波形になっている |
さっそく具材を用意して、作ってみた。説明書にあるように作っていくが、慣れるまでにはちょっと時間がかかった。まず、具材の量を調節するのが難しい。我が家ではいつも具を多めにして作っていたため、いつもの感覚で具をセットすると型の中に収まりきらないのだ。何度か調節してやってみるもののなかなかうまくいかない。
具の量が多すぎると、押しつぶされた具まで皮の間にプレスされてしまう。これはこれで食べられないことはないが、やはり見た目が少々悪い。具の量を少なめにすることと、本体を少し立てた状態で上から肉を下の方に押しつぶしてやると、この問題は解消される。
皮をセットした後に具を乗せる。今回は大判タイプのものを使用したがサイズはピッタリだった。具を乗せたら皮の回りのフチに水を塗っておく | 後は両側から餃子を挟み込むようにすればOKなのだが、具の量が多すぎるとこのような状態になってしまって包めない | 具の量を少なくして再チャレンジ。こちらが完成した餃子 |
具の量が多いと、具が皮の間に挟まった状態になってしまう | 挟む前に上から具を押し込むようにするとうまくいった | 手で包んだ餃子(手前)と、2コ2コ餃子で作った餃子(奥)を比べたところ。正直手で包んだ餃子の方が見栄えが良い |
包み終わった餃子は、普通の餃子のようにひだはついていないものの、見た目は立派な餃子だ。手包みの餃子に比べると、少し見劣りする気がしないでもないが、餃子はお皿に載せるときひっくり返して乗せるので、焼き上がりの見た目はまったく区別がつかない。
20個の餃子があっという間に作れた。手で包んだ時と比べると時間は約半分 | 焼き上がった餃子。餃子はひっくり返した状態でお皿に盛るため見た目には、手包みと2コ2コ餃子の差は全くない。食感は2コ2コ餃子で作った方がややモチモチしていた |
焼き上がった餃子を実際に食べてみると、手包みの餃子とは違った食感だった。プレスして皮を固定しているので皮がモチっとした食感なのだ。手包みの場合、片方の皮を折りたたんでいる状態なので、もう少しサクッとしている。これは完全に好みの問題だが、個人的には手包みの食感の方が好きだ。ただ、主人は特に気にせず、違いもほとんど感じていなかった。
手間が一気に解消されるというわけではない。具の量を調節したら、具を型に入るように小さく形作らないといけない、また皮の周囲に水を塗る必要もある。ただ、この製品の嬉しいのは1度で2つの餃子ができるところだ。
最初は作業に慣れず、イライラしていたが、20個の餃子が10回の作業で作れるというのはやはり大きな魅力だ。実際、20枚の餃子を包むのに掛かった時間は5分ほどで、手包みに比べると掛かった時間は半分ほどだった。慣れてくればさらに時間は短縮できるだろう。
多少の食感の違いはあるものの、1人でやる孤独な作業とは縁が切れる。餃子を包むのは子供にはちょっと難しい作業だが、「2コ2コ餃子」があれば楽しんでやってくれそうだ。
2009年 12月 15日 00:00
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