やじうまミニレビュー
BWT「パーフェクトウォーター」
BWT「パーフェクトウォーター」 |
ポット型の浄水器を使い始めてそろそろ2年が経つ。半信半疑で使い始めたというのが正直なところだが、東京の水に対してはとても有効で、今やなくてはならないモノになっている。ポット型浄水器の市場は未だに外資系企業が先行しており、ブリタや、テライヨンなどヨーロッパ系の企業の製品が目立つ。今回紹介するのもヨーロッパで浄水器を広く取り扱っているBWTのものだ。
購入したのは同社が日本向けに発売しているポット型浄水器「パーフェクトウォーター」だ。
メーカー | BWT |
製品名 | パーフェクトウォーター |
希望小売価格 | オープンプライス |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 3,980円 |
製品の詳細を説明する前に、ポット型浄水器の仕組みを簡単に説明しよう。端的にいうと、簡易濾過装置のようなものだ。本体は、漏斗のような形をした上部分と、濾過後の水が溜まる浄水部にわかれている。その中央部に濾材のカートリッジをセットし、水を濾過して使用する。
パーフェクトウォーターでもこの仕組みは全く同様で、ほかのポット型浄水器との違いは特にない。水道水と濾過後の水を分けて使うという構造上、本体の全体の容量は2.7Lであるのに対し、浄水部の容量は1.5Lとなっている。
本体にはあらかじめカートリッジが1つ付属する。カートリッジで除去できる物質は、遊離残留塩素・総トリハロメタン・溶解性鉛などごく一般的なもの。特徴的なのは、ミネラル分であるマグネシウムを加えるという機能があること。マグネシウムを含んだ水は、まろやかになり、お茶やコーヒーなどに最適な水だとしている。
製品パッケージ | 本体に付属する「BWTパーフェクトウォーター カートリッジMgプラス」。このカートリッジは以前のブリタのポット型浄水器にも対応する。また、逆にブリタのカートリッジをパーフェクトウォーターに取り付けることもできる | カートリッジを本体に取り付けたところ。上部は漏斗のようになっているので、そこにはめ込むように設置する。あらかじめ2回ほど浄水をしてから使い始める |
パーフェクトウォーターの一番の特徴は、やはりその高級感のあるデザインだろう。濃いブルーで縁取られたデザインは、テーブルの上に置いてあっても目を引く。流れるような曲線が印象的なデザインは、デンマークのデザインオフィスが手がけたもので、グリップ部分の形状などは人間工学に基づいた形状を採用したという。
また、細かい使い勝手にも配慮している。まずは水の注ぎ口について。本体上部の注ぎ口は水道水の圧力で自動開閉するため、水を注ぐときにフタを触る必要がなく、一連の動作がとてもスムーズに行なえる。
また、フタの近くにはカートリッジの使用期間と使用回数を表示する液晶インジケーターが設置されているため、カートリッジの期限を自分で気にする必要がないというのも嬉しい。
本体上部の液晶インジゲーター。フタの水圧を感知して使用回数をカウントする。また使わない時は電源を切っておくこともできる | 本体上部のフタは水圧で自動的に開くため、手でフタを取る必要がない |
出しっぱなしにしても違和感のない高級感のあるデザインが魅力だ |
しばらく使い続けてみて、まず感じたのはとても“スマート”な使い心地だということ。水を注ぐときも手を煩わすことがなく、カートリッジの期限も自動で計算してくれるため、使用する際に気を付けなければいけないということがほとんどない。
その使い心地からテーブルサーブに最適な製品だと感じた。テーブルに出しっぱなしにしていても違和感のないデザインはもちろん、人に注ぐときの動作もスムーズに行なえるので、特に来客時には最適な製品だ。
逆にいうと、本体がやや大きめのサイズなので1人暮らしにはちょっと大げさかもしれない。また、庫内容量が小さい冷蔵庫だと収納も難しいだろう。
テーブルコーティングが盛んなヨーロッパならではの製品。来客が多く、テーブルに出しっぱなしにしても恥ずかしくない製品を探している人にはオススメの製品だ。
2009年 8月 6日 00:00
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