やじうまミニレビュー
鈴寅「Masa遮熱サンシェード」
Masa「遮熱サンシェード」 |
関東では梅雨も明けて、直射日光がきっついシーズンに入った。この時期になるとカーテンを閉めて、直射日光で室温がすぐに上昇しないようにしているのだが、ただのカーテンでは光を遮っても紫外線を防ぐことはできない。ちゃんとした日除けアイテムを導入したらどうなるんだろうと思い、Masa「遮熱サンシェード」を導入してみた。
メーカー | 鈴寅 |
製品名 | Masa遮熱サンシェード Sサイズ |
希望小売価格 | 9,450円 |
購入場所 | 直販サイト |
購入価格 | 同額 |
「Masa遮熱サンシェード」には、サイズが異なる3サイズが用意されている。筆者が購入したSサイズは900×1,800mm(幅×長さ)、Mサイズは1,800×1,800mm(同)、Lサイズは1,800×2,700mm(同)。マンションや一軒家なら、M・Lサイズ、アパートや車でのレジャーならSサイズがオススメのサイズといえる。
今回「Masa遮熱サンシェード」に注目した理由は、鈴寅が世界唯一と謳うナノ金属コーティング技術「Masa」に興味を惹かれたからだ。
鈴寅のサイトによると、「Masa」技術は1975年に確立され、いまなお進化を続けている。「Masa」の恩恵は大きく、紫外線・可視光線・赤外線の透過を減少させる。とくに紫外線は肌だけでなく家具なども日焼けさせてしまうので、紫外線が気になる夏場の窓にシェードを取り付けるのは効果的だといえる。一方、通気性や風合い、親水性などはコーティング前と変わらない。
本体にはサッシフック3点が同梱されており、ほとんどのサッシ形状に対応しているので、取り付けのために準備するものはほとんどない。まずは、窓のサッシにフックを取り付けて、製品の引っかけ穴に通せば垂らした状態が完成する。
次に固定だが、これは長さ1mのひも付きストッパーを使用する。ケータイのストラップ感覚で、ベランダの手すりなどに取り付けるというわけだ。取り付け・取り外しがスムーズで、急に雨が降ってきてもサッと取り込めるのはありがたい。
また縦横に引っかけ穴があるため、窓1枚を完全に隠すこともできるし、窓の上半分に「Masa遮熱サンシェード」を展開させることもできる。
サッシフックはネジ止め式。つかみが大きく、ドライバーがなくてもOK | 下部の固定はひも付きストッパーを使用する。筆者宅は1階なのでヒートンを用意した |
取り付けが完了したところ。引っかけ穴は横面にもあるため、窓2枚の上半分だけを隠すように設置することもできる。太陽の角度が部屋の奥まで届く環境の場合は、こちらのほうが効果的だ | 幸い、筆者宅には天然のサンシェードがあるため、1枚で済んでいる | ちなみに表は緑色で、裏面がグレーとなっている |
説明書では風速10m以上の強風時、4階以上での使用を禁止している。筆者宅1階でテラスも手すりもないため、ヒートンを用意して固定した。ひも付きストッパーの長さから、横にして太陽光を防ぐといったことはできないが、幸い、2枚ある窓のうち1枚は常時木陰にあるので問題はない。ただヒートンでの固定だったため、風に弱いかと思ったが、5mほどの風が吹いても飛んでいく気配はなかった。
日差しの強い日のシェード内側に紫外線チェッカーを置いてみたがまったく変色する気配はナシ。普段、窓の近くで作業しているため、夏になると右腕だけ妙に日焼けしているなんてことがあったが、今年の夏はそんなこともなさそうだ。
次に遮熱。状況にもよるが、日差しがダイレクトに当たる場所の温度と「Masa遮熱サンシェード」の陰の温度を比べてみたところ、前者は34℃、後者は32℃という結果になった。
最後は「可視光線」のカット。つまりは目隠し効果である。常時、窓を開けっ放しという状況が続きやすい夏場において、プライベートを守るための大切な機能だ。これも十二分といったところで、ほとんど室内が見えない。
左が直射日光に当てている状態の温度 | 「Masa遮熱サンシェード」の影に置いた状態の温度。2℃の差が生まれている | 目隠し効果のチェック。写真を見れば一目瞭然の性能である |
夏のきっつい日差しを遮る「Masa遮熱サンシェード」は、室内だけでなくアウトドアでも利用できるナイスなアイテムである。熱を通さないという機能を逆手に取れば、一時的な保温にも使えるため、夏以外でも出番があるだろう。ちょっと風が吹いていれば、晴天であっても「Masa遮熱サンシェード」の影はかなり快適。夏の快適アイテムとしてオススメである。
2009年 7月 31日 00:00
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