小林製薬「熱さまやわらかアイス枕」

　7年ぶりにエアコンのない夏を過ごしている。起きている間は汗をかきながらも、なんとか我慢できるが、問題はやっぱり就寝時。扇風機で風を送りながらも、やっぱり暑い。苦肉の策で思いついたのが冷凍庫にあった、保冷剤を使って寝ること。足の裏に1つ、首元に1つそれぞれ置いて寝ているが、とにかくカチンコチンなので今度はその感触が気になって寝れないという始末だ。

　そろそろ8月になるこの時期に、エアコンを買うのもなんだか悔しいので、快適に寝るためのグッズを探した。購入したのは小林製薬の「熱さまやわらかアイス枕」だ。発熱時におでこに貼り付けて使う「熱冷まシート」のシリーズ製品で、本来は熱を下げるために使う製品だ。

　用途はもちろん、サイズ感や見た目もいわゆる「氷枕」とほとんど一緒の製品。本体には冷却ジェルが入っていて、使用前に冷凍庫で8時間ほど冷やしてから使う。

冷凍庫で冷やしても固くならない特殊な冷却ジェルを使用している	製品本体	使用前に冷凍庫で8時間ほど冷やす

　この製品の一番の特徴は「固くならない」ということだ。8時間キンキンに冷やしても表面を指で押すとブニっとへこむ。使用するときは、タオルなどで本体をカバーして使う。

　使ってみると、固くないのはもちろん、冷えすぎない点が気に入った。保冷剤は水で冷やした氷とほとんど変わらないので、肌に触れるとキーンとするほど冷たい。寝るために使っているのに、冷たすぎて逆に目が冷めてしまうほどだ。

　その点「熱さまやわらかアイス枕」は、使い始めてから10分ほどすると中のジェルがますます柔らかくなって、冷たさもちょうど良い感じになってくる。

　寝返りを打っても違和感を感じないくらい頭にしっかりフィットするので、安眠効果はバッチリだ。

8時間冷やしても、ジェルが固くならない。指で押すと表面がへこむ	使用するときはタオルなどで本体を包んで使う	使用感が気に入って毎日使っている

　この製品を買う前までは、8月に入る前にはエアコン買わないとマズイよな――と思っていたが、「熱さまやわらかアイス枕」を導入してから、今年はエアコンなしでもイケルかもと迷いが出てきている。今のところ、夫婦揃って毎日使っている。

　手軽に実行できる暑さ対策として、夫婦や家族でエアコンの温度設定争いが耐えないという人にもオススメの製品だ。