やじうまミニレビュー

象印「保温弁当箱 お・べ・ん・と SZ-EA03」

~バッグまでかわいい保温ランチセット
by 今西 絢美


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


象印「保温弁当箱 お・べ・ん・と SZ-EA03」

 最近、「弁当男子」がもてはやされている。節約やメタボ対策の一環として、男性も職場に自分で作った弁当を持参することが増えているようだ。「弁当男子」がブームだというのなら、女子がやっていけないはずはない。「男子に負けてはいられない!」と思い、筆者も昼食は弁当を持参することを目標に掲げてみた。

 まずは弁当箱選びからということで、今回は象印の「保温弁当箱 お・べ・ん・と SZ-EA03」を購入した。


メーカー象印マホービン
製品名保温弁当箱 お・べ・ん・と SZ-EA03
希望小売価格7,350円
購入店舗Amazon.co.jp
購入価格3,580円


 保温弁当箱には2種類あり、魔法瓶にご飯、おかず、汁物のタッパーを収納してすべての温度を保つ「ランチジャー」タイプと、ご飯だけを保温する弁当箱タイプがある。ランチジャータイプは大容量で、どのタッパーも保温できるというのが非常に魅力的だが、全体的にサイズが大きく重い。また、ご飯だけを保温する弁当箱タイプは軽くて場所を取らないが、おかずが冷めてしまう。どちらも一長一短といった感じだが、仕事柄どうしても荷物が多くなってしまうので、ここは軽量な弁当箱タイプを選んだ。

 この弁当箱で一番ポイントとなるのは、タッパーを収納するバッグ。キルト地の小型バックで、ピンクとブラックの2色から選べる。一見するとお弁当を入れているようにはまるで見えない。しかもファスナーにはハートのモチーフ、持ち手にはピンクとホワイトのパール風チャーム付き。乙女心をくすぐるアイテム満載で、思わず「これならお弁当を持つのってオシャレかも」と思わせてくれる。

キルト地のケースはなかに弁当箱が入っているとは思えないくらいオシャレ。これだけで外出もできるはずファスナーはハート型のチャーム付きで、こういうさりげないところに女子は弱い
裏地はピンク地に白の水玉。ポケットがついており、ふりかけを入れるのにいい女性が持つにはちょうどいいサイズ感なので、通勤通学にもぴったり

 マチがたっぷりあるケースを開けると、なかにはご飯容器1つ、おかず容器2つ、お箸が入っている。ご飯容器は外側に保温ケース、内側にご飯を入れる容器、パッキン付きのフタで構成される。おかず容器は密封でき、2つを重ねて収納できる。また、付属品のお箸というと少し小ぶりのものが多いのだが、この弁当箱についているお箸は女性にしては手が大きい筆者でも安心のサイズ。ご飯の保温ケース以外はすべて淡いピンク色で、グレーの保温ケースにハートのモチーフが描かれているのも高ポイント! ちなみに保温ケース内面はフッ素コートが施されており、丸洗いもOK。浸け置き洗いはできないが、手入れはかなりしやすい。

ケースの中にきれいに収まるので、中でひっくり返りにくいご飯容器はフタが厚く、これでしっかり熱を閉じ込めるお箸は長さも重さもちょうどいいので使いやすい
このひと手間をかけることによりごはんがほかほかになるので、面倒くさがるのは禁物

 とりあえず、ものは試しということで実際に使ってみることにした。まずは保温ケースからご飯容器を取り出し、保温ケースとご飯容器に熱湯を少量入れる。これによりご飯の保温効果を上げられるようになっている。1~2分温めたら、お湯を捨てて水分をきれいにふき取る。ご飯容器の内側にはラインが入っており、ご飯はこれより下までしか入れてはいけない。フタに厚みがあるので、これより上だときちんと閉まらなくなってしまうからだ。

 ここで個人的に重要な問題が発生した。温かいのはいいが、白ご飯はしっかり食べたい筆者。一体どれくらいのご飯が入るのか試してみたが、およそお茶碗1.4杯分が収まった。ご飯を炊き忘れた日は買ったご飯を入れたのだが、重さにすると約250g分だとわかった。これだけ入れば、食いしん坊な人でも安心してもりもり食べられる。

 おかず容器は小ぶりなものが2つなので、たくさんは入らないだろうなと思ったのだが、実際に詰めていくと驚くほどたっぷりなおかずが入った。お弁当で隙間を作るのが嫌な筆者は、思わずギュウギュウ詰めてしまった……。また、この容器はフタ以外は電子レンジ対応なので、前日に作って冷蔵庫に入れておき、翌朝そのままチンすることもできる。

この日は出し巻き6切れ、ウインナー3本、豚肉の炒め物、温野菜という献立。見た目よりかなりたくさん入るルーかご飯、どちらを保温するか悩んだ結果、ご飯を保温した。ルーとご飯の配分的にはちょうどいい

 この容器のすごさに気付いたのがカレーのルーを入れたとき。説明書には「ご飯容器、おかず容器にスープ類を入れない」と書かれているため、自己責任のもと、ビニル袋に包んでおいたのだが、これがまったく汁漏れ知らずだったのだ! 筆者が使った限りにおいては、よほどサラサラな液体でない限りは大丈夫だと感じた。

 さて、いよいよランチタイム。保温ケースからご飯容器を取り出し、フタを開けると……ご飯が温かい! 作ってから約4時間が経過していたが、“炊きたてのご飯を置いたまま5分ほど席を外して戻ってきたとき”くらいのほんわりした温かさがある。「ご飯が温かいだけでおかずもこんなにおいしく感じるのかぁ」と感心しながら、ぱくぱくと平らげた。「あつあつ」まではいかず、「ふわっと温かい」くらいの保温効果ではあるが、それだけでも弁当はグッとおいしさを増した。

 「かわいくて性能のいいお弁当箱があったら毎日でもお弁当作りをするのに」と思わず呟いたことのある女性に、とにかく一度は使ってみてほしい。もしかすると、ほかほかのお弁当を食べている姿にときめく男性も見つかるかも!?






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2009年 6月 2日   00:00