やじうまミニレビュー

ライオン「キレイキレイ 薬用泡ハンドソープ」

~泡で出てくるお馴染みハンドソープ
by 阿部 夏子


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


新型インフルエンザ対策に

LION「キレイキレイ 薬用泡ハンドソープ」

 「マスクが売り切れ!」「空気清浄機がバカ売れ!」など、“予防”のための対策や、製品についての報道が連日続いている。突然、現れた新型インフルエンザは、人の身体だけでなく消費行動まで操ってしまうようだ。かくいう私も、マスク……とまではいかないが、今回の騒ぎで改めて手洗いを意識してするようになった。

 というわけで今回は、私が最近愛用しているライオン「キレイキレイ 薬用泡ハンドソープ」をご紹介する。ライオンのキレイキレイシリーズといえば、「キレイキレイ♪」という耳に残るCMでもお馴染みのブランド。今回紹介するハンドソープのほかにお風呂や台所用といった住宅用洗剤を扱っている。どこでも買える、よく見かけるといった理由から使っている方も多いだろう。


メーカーライオン
製品名キレイキレイ 薬用泡ハンドソープ
希望小売価格オープンプライス
購入場所ケンコーコム
購入価格399円

簡単に決めの細かい泡

 今回紹介する「キレイキレイ 薬用泡ハンドソープ」は、その名の通り、ポンプを押すと泡状の石けんが出てくるというハンドソープ。内容量は250ml。

 本体の形状は通常のキレイキレイ 薬用ハンドソープに比べると一回り大きめ。特に目立つのが、ポンプ部分の大きさ。泡立ちのメカニズムに関してははっきりした記載はないが、注ぎ口は通常のハンドソープに比べてかなり大きい。

泡がたたない普通のキレイキレイ 薬用ハンドソープ(左)と、泡立ちタイプの薬用泡ハンドソープ(右)。泡ハンドソープの方が一回り大きめのボトルになっている注ぎ口の大きさもずいぶん違う

 実際にポンプを押すと、なるほど、既に泡立ったハンドソープがすぐに出てくる。使い始めは数回空押しする必要があるが、その後は、押す度に一定以上の泡がきちんとでてくるので気持ちいい。両手をしっかり洗いたい場合、3~4プッシュ程度の量が適当だろうか。

使用しているところ
 

 感心したのは、泡がしっかりしていて、キメ細かいというところ。手を縦にしても泡が垂れることなく、しっかり密着している。

 手で石けんを泡立てようとした場合、手のひらで水と石けんを混ぜ、そこから空気を入れるようにしてしばらく攪拌する必要があるため、少々時間がかかる。

 その点薬用泡ハンドソープでは、泡だった状態のものがそのまま出てくるので、時間の短縮にもなる。また、液体のハンドソープを使った時に比べ、サッと流れるので水ですすぐ時間も短縮できる。

 たっぷりの泡を立てて、顔を洗う「泡洗顔」が美容業界で話題になったように、泡は、汚れを包むようにして落とすので、固体、液体状の石けんより汚れがしっかり落ちるという効果も期待できる。

ポンプを押すとすぐに泡状の石けんが出てくる泡はキメが細かく、しっかりとしてへたれない泡は手に馴染みやすく、洗い流しもサッとできる

 実はこのタイプの泡で出てくるハンドソープは他のメーカーからもいくつか出ている。その中でも私がこの製品を愛用しているのはまず、香りが強すぎないところが気に入っている。いくつか同様の製品を使い比べたが、個人的にはキレイキレイの香りが一番クセがないように感じた。また、いつもより念入りに手を洗いたい今の時期、“薬用”という文字にはやっぱり惹かれる。

 詰替用に関しては、折りたためるパウチタイプを採用しているというところがポイントだ。ゴミのことを考えると、どうもボトルタイプよりは折りたたんで小さく捨てられるパウチタイプに手が伸びる。

 キレイキレイ 薬用泡ハンドソープでは詰替用の製品として、200ml、450mlの2サイズを展開している。大きめの450mlのサイズには、フタが付いているので、しばらくそのまま保存もしておける。ちなみに、通常タイプのキレイキレイ 薬用ハンドソープの販売価格は396円(ケンコーコム)。内容量も同じ250mlなので、購入先によって多少の差はあるとしても価格はほぼ同等だ。

 最初から泡立っているこの製品は、お子さんには特にオススメの製品。キレイキレイでは特に子供の使用を考えて「押しやすいようにポンプ部分を大きくした」するなど、子供の使用を想定した製品造りをすすめているようだ。また、キレイキレイでは現在、くまや花の形の泡が出てくる限定キットを発売している。手洗いを嫌がるお子さんには是非試していただきたい。

 子供が使いやすいというのはもちろん、単純に泡が気持ちいいので誰にでも薦められる
。手洗いや、うがいが見直されている今こそ、もう一度基本的なグッズを見直すいい機会かもしれない。


2009年 5月 27日   00:00