やじうまミニレビュー

ワンダーパース

~カバンの中の小物を17個のポケットで整理整頓する
by すずまり


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


カバンの中の小物をスマートに出し入れしたい

整理の味方「ワンダーパース」

 女性は化粧ポーチを始めとして持ち歩く小物の量が多い。ゆえにカバンは「ポケット命」といっても言い過ぎではない。気の利いたポケットが多いほどうれしいものだ。しかし、デザインは気に入っているのに、収納ポケットの数が少なく、機能性に欠けるのが気になるというケースもよくある。

 ポケットの少ないバッグに小物を“流し込むように”入れていると、必要なときに必要なものが出てこない。ケータイがない! ペンが出てこない! メモ帳が出てこない! ティッシュどこ!? 鏡がない! とかき回しているうちにイライラは最高点に達する。一番困るのは暗い玄関前で鍵が見つからないときだろう。

 また、ときには気分や洋服に合わせてカバンを変えたくなるもの。もしポケットの多いカバンなら、小物の移動に手間取り、大事なものを入れ忘れてでかけてしまうなんてこともある。なければ不満。しかしあっても大変なのがカバンのポケット。実に悩ましい存在だ。

 ここで便利なのがインナーポーチ類というわけだが、大きめのトートバッグなどではカバンが大きすぎて、中でインナーポーチ自体が寝転んでしまい、逆に荷物が取り出しにくくなることもあるから困りもの。そこで悩んだ末にたどり着いたのが今回ご紹介する「ワンダーパース」なのだ。

製品名
ワンダーパース
購入場所

楽天市場

購入価格
2,383円

入れるだけでカバンにポケットが17個増加。専用ライトで暗い場所でも安心

 「ワンダーパース」は横68cm、高さ11cm、約140gという横長の「本体」と、横が21.5cm、高さ11cmで約50gの「ミニポケット」、幅5.5cm、高さ9.6cm、厚み1.7cmで30gの「専用ライト」の3点で構成されている。

三つ折り本体を広げた様子鍵などを留められるキーホルダー付きフタ付きの2重ポケットもある。素材はポリエステルとコットン
本体は左から、ペン、メモ帳、リップクリーム、印鑑、デジカメ、マイバッグ、ライト、ケータイ、ティッシュ、目薬、絆創膏、薬を収納。ミニポケットには名刺入れと小銭入れを入れてみた

 なにがワンダーかといえば、そのポケットの多さと機動性だ。本体とミニポケットをあわせると大小17カ所ものポケットをもつのである。もちろんどのポケットに何を入れるかは自由だ。そこでカバンの中で他の荷物の下敷きになりやすく、すぐ取り出したい小物類を中心に入れてみよう。

 収納が済んだら輪を作るように丸めてカバンの中へ。あとはカバンの縁にあわせて本体を広げると、雑然としていたカバンの中が驚くほどすっきり! この“広げる”という点もニクい。このおかげでカバンのサイズを選ばないからだ。しかも余った場所にミニポケットを入れて見ると、絶妙に間を埋めてくれる。

 カバンに沿って本体を広げることで中央にスペースができるため、地層のようになっていたカバンが見違えるほど機能的な空間に生まれ変わるというわけだ。おかげでお財布を始めとした他の荷物も入れやすく、また見つけやすくなるというわけ。

 また「専用ライト」も気が利いている。暗いところで重宝するのはもちろんのこと、内装が暗めの生地のため、どうしても小物が見えにくいという場合にも助かるのだ。クリップ式でポケットに固定できるので、肝心なときにライトがみつからないというトラブルも避けられる。ボタン電池(LR-44)3個があらかじめ内蔵されているのですぐ使える点もうれしい。

外ポケットなし、内ポケットも2つしかないトートバッグでも、「ワンダーパース」を入れるとこの通り!ミニライトのおかげで暗いところも探しやすくて安心

ごちゃごちゃカバンに別れを告げたい方に

 使う前は半信半疑だったが、今ではカバンを選ばないことや、小物がバラバラにならないとありがたさを実感する日々である。もうポケットが少ないからとカバンを諦めなくていいし、取り替えも楽なのだ! 捜し物でも、中身の入れ替えでも、カバンをひっくり返したような状態からスタートする方にお勧めの製品だろう。

 気になる点があるとすれば、大きめのポケットがないこと、ポケットのマチが少ないこと。単行本や手帳が収納できるサイズのポケットなど、もっと様々なパターンがあると喜ぶ人は多いと思うが、いかがだろうか。


2009年 5月 7日   00:00