家電製品ミニレビュー

小泉成器「BaByliss ロールスタイラー BLR-6000」

~ボブスタイルに便利! ブラシが自動でくるくる回るドライヤー
by 阿部 夏子

やっと見つけた! ボブスタイルにぴったりのドライヤー

小泉成器「BaByliss ロールスタイラー BLR-6000」

 この4年くらいずっと、髪型は肩につくかつかないかのボブスタイルだ。若い頃は背中まであるロングヘアだったのだが、シャンプーやドライヤーも髪が短い方が楽なこともあって、結局ずっと短いままでいる。

 ただし、ボブスタイルにも欠点はある。毛先が跳ねやすくセットするのに手間がかかるのだ。ヘアアイロンを使ってみたり、ブラシ付きドライヤーを使ってみたり、これまで色々試してきたが、時間がかかったり、髪が傷んでしまったりと、いまいち納得できなかった。

 そこで見つけたのが、今回紹介する小泉成器の「BaByliss(バビリス) ロールスタイラー BLR-6000」だ。先端にブラシがついた見た目は、いわゆるくるくるドライヤーと変わらないが、ロールスタイラーのすごいのは、このブラシが自動で回転するところ。温風を出しながらブラシが自動で回転してくれるので、髪の毛のセットが簡単にできるというわけだ。


メーカー小泉成器
製品名BaByliss ロールスタイラー BLR-6000
希望小売価格オープンプライス
購入場所楽天市場
購入価格7,600円


 本体のサイズは84×84×328mm(幅×奥行き×高さ)で、一般的なブラシ付きドライヤーと変わらない。一般的なブラシ付きドライヤーでは、ブラシ部分を取り外して、普通のドライヤーとしても使えるようになっているが、ロールスタイーラーのブラシは取り外しできない。

 また、ブラシ付きドライヤーのブラシが、プラスチック製で固い製品が多いのに対して、ロールスタイラーのブラシは毛でできている。先端を指で押すと、簡単にぐにゃっと曲がるほど柔らかく、本体にはこの毛の形状を守るための専用収納カバーがついている。

本体サイズは84×84×328mm(幅×奥行き×高さ)で、一般的なブラシ付きドライヤー(右)と変わらない本体にはBaByliss(バビリス)のロゴが入っているブラシは柔らかい毛ブラシを使っている
ブラシの毛を守る専用の収納ケースが付いているブラシが折れ曲がらないようにしっかり保護している

スイッチ1つでブラシがグルグルと自動で回転

 本体操作はとても簡単。スイッチを入れて、ブラシ下の回転スイッチを押すだけだ。回転スイッチは2つ付いていて、「L」と書かれているボタンを押すと左回転、「R」を押すと右回転する。風量は、LOWとHIGHの2段階で、冷風のCOOLも用意する。ただし、COOL設定時には、ブラシを回転することができない。

操作スイッチ。OFF/LOW/COOL/HIGHの4段階で操作するブラシの下に設けられた回転スイッチ。L(左)とR(右)の2つが用意されているスイッチは手に沿うように配置されていて、使いながら簡単に操作できる

スイッチを入れると、ブラシが自動で回転する。スイッチの操作によって右回転、左回転も選べる
使っているところ

 実際に使ってみると、今までにない使い心地で、本当に便利。まずは、シャンプー後、普通のドライヤーで、髪の毛をざっと乾かす。ロールスタイラーは、ブラシ部分が取り外しできないので、ロールスタイラーという製品名の通り、乾かすためというよりもヘアースタイルを作るためのものなのだ。

 そのあと、髪の毛の根元部部分から、髪の毛を伸ばすようにして、ブラシをあて、毛先部分にきたら回転ブラシのスイッチをオン。毛先にヘアスタイラーのブラシをあてておくだけで勝手に内巻きのスタイルを仕上げてくれる。

 慣れない使い始めのころは、電動ブラシに髪の毛が巻き込まれてしまうこともあったが、慣れてくると片手でラクラクセットできる。ブラシ付きドライヤーでは自分でブラシを回してクセづけしていたのが、ロールスタイラーではブラシ自体が回転してくれるので、なんのテクニックもいらない。

 また、髪の毛を乾かしながら温風でしっかりセットできるので、ヘアースタイルが長持ちするというのも利点だ。ヘアーアイロンのように、強力に髪を巻くわけではないので、毎日のヘアースタイルセットにちょうど良い。サイドの髪はもちろん、トップの髪のボリュームを出したい時にも便利に使える。


毛先のクセづけに使っているところ。髪の毛にあてるだけで、ブラシが勝手に動いてくれるので、簡単にセットできる

 日々のお手入れも特に面倒はない。ブラシに絡みついた髪の毛を取り除いて、本体底部にあるフィルターを時々掃除するだけだ。

本体底面のフィルター部取り外してホコリなどを取り除く

 あえて不満点をいうとすると、冷風では回転ブラシが使えないことだ。今の暑い時期では、温風で髪の毛をセットするのは一苦労。あっという間に汗だくになってしまう。とはいっても、これはヘアアイロンやホットカーラーでも同じこと。美を追究するには、それなりの犠牲が必要なのだろう。

 特にお勧めなのが、ショートヘアーからセミロングぐらいの長さの人。髪の毛が長すぎると、ブラシに髪の毛が絡みついてしまうので、髪の毛が短い人の方が便利に使えるだろう。ありそうでなかった便利な製品だ。






2012年8月24日 00:00