家電製品ミニレビュー
いつものワッフルがごちそうになる! トッピングが楽しい「ワッフルボウルメーカー」
by 田中 真紀子(2016/1/21 07:00)
ワッフルといえば、そのまま食べるのはもちろん、生クリームやアイスクリーム、フルーツなど、好きなトッピングが楽しめる焼き菓子だ。個人的には、ハムや目玉焼きを乗せて食事として食べるのが好きで、バリエーションの広い夢のあるお菓子だと思っている。
そんなワッフルが器型に焼けるワッフルメーカーが登場したという。これはますます夢が広がりそうだ、とさっそく使ってみることにした。
メーカー名 | レコルト |
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製品名 | ワッフルボウルメーカー RWB-1 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 7,560円 |
本体は、いわゆるホットサンドメーカーやワッフルメーカーが立体的になった形状。カップ型の底面に生地を入れ、逆に突起のあるカバーで押さえつけることで、両面をこんがりと焼き上げることができるようだ。
構造は至って簡単で、スイッチは一切なし。電源コードをコンセントにつないだ時点で、加熱が始まる。まずは基本のワッフルボウルから焼いてみることにした。材料は、ホットケーキミックスを基本に、砂糖やバターを加えるだけなので、準備の手間もかからない。予熱後に生地を流し込み、カバーを閉めて2分半、見事なボウル型のワッフルが完成した。
ワッフルがカバー側に張り付いていたので、トングを使って丁寧にはがしたら、ちゃんとボウル型をキープ。とりあえず、生クリームとフルーツを乗せてみたら、見るからにかわいいではないか! 材料からして、味は想像どおりなのだが、テンションが上がる。続いて野菜や卵、ハムを乗せてみたところ、今度は朝食にぴったりのメニューに。いちおうナイフとフォークなど用意したが、食べるときは横からつかんで、サンドイッチのように挟んで食べた。
ちなみに一度に1個しか作れないため、家族全員分を焼こうとすると結構時間がかかる。実際は、休みの日のブランチなど、時間にゆとりのある日に使うことになりそうだ。
材料によってはボウルというより小皿型に
今度は、ワッフルコーンにチャレンジ。こちらはホットケーキミックスを使わないため、あまり膨らまず、ボウルというより、小皿のような形になった。味は、いわゆるアイスクリーム用のワッフルコーンを想像していたが、もっと分厚く、どちらかというとクッキーのような食感。これはこれで美味しかった。
個人的に、そば粉のクレープ(ガレット)が好きなので、そば粉でもチャレンジしてみたが、こちらはいまいち。どうしても厚みが出てしまうため、もちもち、ぼそぼそした食感になってしまった。
焼きそばやご飯を焼いて、おしゃれな食事メニューも
ここまで結構楽しめたのだが、付属のレシピブックを見ると、デザート以外のレシピもたくさん載っている。さっそく、焼きそばやご飯も焼いてみることにした。と言っても、ただ焼けばいいのではなく、事前に味付けしたり、サラダ油やごま油、卵を入れる必要がある。
焼きそばには、あんかけを乗せて、ご飯には、焼肉とナムル、キーマカレーを乗せて食べてみたが、いずれも香ばしく美味しかった。しいていえば、卵を入れて焼くため、ちょっとご飯が重たく感じたので、次は卵なしで焼いたらどうなるか、チャレンジしてみたい。
ちょっとしたおもてなしに大活躍間違いなし!
このワッフルボウルメーカー、ただ焼くだけなのに、器型になるというだけで、こんなに楽しめるとは思わなかった。お客様にアイスクリームを出すとき、お皿に入れるよりワッフルボウルに入れて出したほうが、喜ばれることにちがいない。子どもたちが集まったら、好きなものを焼いて好きなものをトッピングするパーティを開くのもいいかもしれない。
ただ心配なのが、本体全体がかなり熱くなること。カバーを開ける部分も、そこそこ熱くなるので、扱いに注意が必要だ。私はうっかり、生地を流し込むときに加熱された黒い部分に触れてしまい、やけどしそうになってしまった。
またプレートが外れないので、洗うことはできない。ワッフル生地はほとんど張り付かず、さまざまな食材を焼き始めると、やはり汚れやにおいが付きやすくなるので、汚れたらこまめにふき取るようにしたい。
最近は多機能な調理器具も多く登場し、それはそれでありがたく使っているが、多機能すぎて使いこなせないことも多い。逆に、こんなシンプルな調理家電こそ、食材を変えてアレンジしながら長く使い続けられるのかもしれないと思った。