走るライター南井正弘のコレはホントにスグレモノ!
走りやすさはもちろん、普段履きしてもカッコいい「アシックス ゲルニンバス20」
2018年1月19日 08:00
アシックスというと、真剣にスポーツに向き合うアスリート向けのブランドの印象があり、あまりスタイリッシュなイメージは持たれていなかったのが実情。
しかし今冬登場した「MONOCHOROME COLLECTION(モノクロームコレクション)」は、そんなイメージを打破。オールブラックのアッパーはスタイリッシュで、ランニング時はもちろん、オフシーンでも活躍してくれそうだ。
12月2日にアシックス直営店及び一部店舗で限定発売されたアシックスのモノクロームコレクションは、ゲルカヤノ24、GT-2000 NEW YORK 6、そして今回紹介するゲルカヤノ20をベースにしたコレクション。アシックスの従来のイメージを一新するインパクトのあるコレクションであり、筆者は今回ゲルニンバス20をトライした。
メーカー名 | アシックス |
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製品名 | ゲルニンバス20 モノクロームコレクション |
価格(編集部調べ) | 16,740円(税込) |
「ゲルニンバス」はアシックスのランニングシューズのラインナップにおいて、ニュートラルタイプという着地時に過度な脚の内側への倒れこみが見られないランナーに向くシューズ。日本では「ゲルカヤノ」の陰に隠れがちだが、アメリカやヨーロッパ市場ではカヤノシリーズに勝るとも劣らぬ人気モデルとなっている。
これまでに7作ほどを履いてきたが、今回のゲルニンバス20はそのどれよりも軽量かつ反発性が感じられる。これには軽量でクッション性に優れたアシックスが独自に開発したスポンジ素材であるFlyteFoam(フライトフォーム)をミッドソールに使用したことが大きい。
ゲルニンバスの着用は第18作以来となるが、明らかに以前よりも速めのペースにも対応する1足になっている気がして、知らず知らずのうちにペースが上がり、6kmランを走り終わる頃にはkm/5分15秒で走れたほど。
以前のゲルニンバスはフルマラソンでサブ4ペース(km/5分41秒)あたりが快適に感じたが、今作では個人的にそれよりもかなり速いペースでも無理なく走ることができた。
そして今回忘れてはならないのが、オールブラックというアシックスらしくないカラーリングを採用した点。筆者はここ数年ラン用とカジュアルシーンのシューズを1足で共用することが多く、そんなときにアシックスのシューズは「いかにもランニング用!」といったカラーリングのシューズが多く、機能性が高いのに敬遠しがちだった。
だが、このシューズはオフシーンにもカッコよく履けるので本当に有難い。価格は以前のゲルニンバスと比較してかなり高くなったが、このモノクロームコレクションのタイプに関して言えば、街でもスタイリッシュに履けることを考えると、決して高くはないだろう。