ぷーこの家電日記

正月前から正月太り。やっぱり鮮魚は美味しい

私は普段は何月が忙しいって波はあまりないのだけれど、12月はさすが師走。特に今年は猛烈慌ただしく過ぎていきそうで、すでに無事に年が越せるのか!? と少々不安にすらなっている。そんな怒涛のドタバタも何だか年末感がいいなぁなんて思ったりもするのだけれど、もう少しゆっくりと年末の準備をしたり、大掃除したりしたい。

今年はカレンダー的にはずれ年というか、休みもかなり短い。私は30日まで仕事。大晦日と正月が土日で、2日は元旦の振替休日だから、実質1月3日の1日だけしか休みがないじゃないか……。前後に休みを取って帰省しようかと迷ったりもしたけれど、このドタバタの状況で休めそうにもなく、飛行機のチケットを取っていなくてちょっとホッとしているところなのであります。

それでもやっぱりお正月は楽しみだ。年越し蕎麦食べたり、おせちやご馳走食べたり、正月特番見ながらダラダラしたり、昼間からお酒飲んだり、「あぁ、私ってどこまでも自堕落な生活ができる人間なので、これは働かないと人間として終わってしまうー」という焦りが年始の労働への意欲へと結びつく(笑)。いざ年明けに仕事を始めると、「あぁ、休みの日をもっと有意義に使うんだった。あれもしたい。これもしたい」と必ず後悔するのだけれど。

楽しく自堕落なお正月を迎えるためには万全の準備あってこそで、もうそろそろ買い物リストと食材の手配なんかをしなくてはいけない。ここ数年は美味しい食材を産直ECで揃えていたのだけれど、正月前後はやはりEC自体もお休みされる生産者の方も多く、「あっ! これ食べよう! ……日時指定不可じゃん残念」「おっ! 見つけた! あぁ……最終出荷日12月26日かぁ。正月まで持たない」と丁度良く買えるものにたどり着くのに結構時間がかかる。

しかも今年は年末ギリギリまで仕事しているので鮮魚などのチルド商品の受け取りの調整がこれまた難しそう。ちょっと忙しい合間にスマホで色々物色しつつ、食材ひとつひとつにその細かい調整を考えることにとにかくストレスを感じて「もういいや。やーめた」と完全に放り出してしまった。大晦日に正月価格で実店舗で買い出しをするしかない!

中途半端に美味しそうな正月食材を目にしすぎて、全然正月でもないのに美味しいものが食べたくて仕方がなくなった。そして追い討ちをかけるかのようにグルメ番組ですっごい美味しそうな魚たちを見てしまって我慢できなくなった。「魚食べたい! 食べたい! 美味しい魚が今すぐ食べたーい!!!」ともうジタバタ。

さらにさらに「お正月まで大切に取っておこうかな」なぁんて思っていた頂いたお酒が数本控えている。正月食材探しをしていたはずが、「鮮魚 箱買い 東京」とかってワードで検索を始める始末。

そして辿り着いたのが地方卸売市場の情報だった。「こんなところにも市場あるんだ!?」と全然知らなかった。豊洲市場が大きくて有名なもんだから、灯台下暗しというか、地方卸売市場に全然目が行っていなかった。夫も「全然知らなかった! めっちゃ楽しそう!」と盛り上がり、翌朝早起きして市場行くぞー! となったのだけれど、朝の弱さと冬のお布団の気持ちよさには抗えず、「やっぱり寝てる」と言う私に、夫は半分呆れつつ半分予想通りのような反応で1人で行ってきてくれた。

何を選んでくるんだろうかと、福袋を買う時のようなワクワクで、行かなくても十分楽しめる出不精でぐうたらで酷い私。そんななか夫はニコニコしながら帰ってきて、「ジャジャーン!」と美味しそうな鮮魚を披露してくれた。

「めちゃくちゃ楽しかった! 絶対に行った方がいいよ」と、市場のあれこれを教えてくれて、聞いているだけで私もテンションが上がる。そして、中央卸売市場って観光客も多いからかそんなに安いという印象はないのだけれど、地方卸売市場ってかなり安いのね! と驚いた。

新鮮で美味しくさらに安いとかどんだけ天国なんだ! 新しいテーマパークを見つけた私たちは、次何を買ってくるかって話で盛り上がりながら酒盛り! ダイエットはどこに行った? という感じで、正月の随分と前から正月太りの兆候が(笑)。

それでも「正月の鰤もナマコもここで買えるよ!」と夫に言われて正月食材探しに目処がついて良かった! 流石に大晦日は市場もお休みなので、1日だけ早く年末休暇に入る夫が買い出し担当決定。あとは年末の仕事さえ片付ければ無事に年が越せるぞー! と、残り数週間を記憶がなくなるくらいに全力疾走しようと思っているのであります! あぁ、今週末も美味しいお魚食べたいなー!

徳王 美智子

1978年生まれ。アナログ過ぎる環境で育った幼少期の反動で、家電含めデジタル機器にロマンスと憧れを感じて止まないアラフォー世代。知見は無いが好きで仕方が無い。家電量販店はテーマパーク。ハードに携わる全ての方に尊敬を抱きつつ、本人はソフト寄りの業務をこなす日々。