ぷーこの家電日記

第229回

夏野菜も本番、収穫への夢が広がる! 留守の間はタイマーにお任せ

 あっという間に4月も終わる。来週は待ちに待ったゴールデンウィーク。何でこんなに時間が経つのは早いんだろうかと、暖かくなってきた陽気の下、ビールを飲みながら首をかしげております。でも日々しっかりと過ぎ去っていて、我が家のベランダはこの1~2ヶ月で野菜達がメキメキと育ちながら茂ってきている。

 ほぼ全てを種から育てているので、早いもので2月から大体3月位に夏野菜の種を蒔いて、それをベランダに植え付けているのだが、発芽率は100%ではないので、どうしても保険として少し多めに準備してしまう。そして発芽すると愛着が湧くので、想定以上の数の苗が育っても、破棄する事が出来ない。もう育てるしかないのである。半日陰のマンションのベランダ、日が高くなって来たので日当たりはやや改善されてきたがスペースは広がらない。定植待ちの苗達をどうしたものかと必死に植え付け先を探している。

 これまで私の育て方。夏野菜の種は、ある程度の気温が保たれないと発芽出来なかったりするので、湿らせたタオルペーパーに挟んでヨーグルトメーカーへ入れて発芽させる。数日後発芽が確認できたら、その種を種まき培養土ジフィーセブンに埋めてから、手作り育苗箱の中へ入れて双葉になるまで育てる。しっかりとした双葉まで育ったら、苗用のポットにあげてから育苗箱の中でしっかりした苗まで育てる。これが私の育苗の手順。

 以前「自動でオンオフできる電源タイマーが凄く便利で良かった」で書いた夫手作りの育苗箱がマジで神。ホームセンターで売っている苗に負けず劣らず、しっかりと丈夫な苗に育ってくれて、毎日覗くのが非常に楽しみなのだ。友人から「農家?」と冗談で言われる位にどっぷりハマっている家庭菜園だが、ベランダのスペースを確保するのが本当に悩ましい。

 プランターはもう買い足さないと、一応心に決めてはいるので、残りはこれまた以前「これぞ怪我の功名。寝込んで発明した簡易ペットボトル水耕栽培器がめっちゃ使えそう」で書いた、ペットボトルの水耕栽培器を作っては植え付けているけれど、これが、目論見通りというか、むしろ期待以上にめちゃくちゃ良いのだ。

 柵に吊るすことも出来るので、日光もしっかり浴びて成長は早いし、我が家の大敵ナメクジも、プランター止まりで、ペットボトルの野菜はほぼ虫食いも無い状態。このまま夏の収穫まで成功したら、プランターを少し減らして、可動性と省スペースに優れたペットボトル比率を上げてもいいなぁなんて思っている。

 毎週末何かしらの苗を定植しながらあっという間に2カ月。気付けば4月も末になって、キュウリなんかとうとう実を付け始めたではあーりませんか! 黄色のお花が可愛い。ナスもピーマンもインゲンも早く実を付けてー! なんてウキウキしている時、コンビニで「dancyu(ダンチュウ)MOOK 『日本一の野菜レシピ [愛蔵版]』」なーんて本を見つけてしまった! 発売は2016年なので新刊では無いのだが、その存在を全く知らず、突如私の目に飛び込んできたのであります。

 プレジデント社が発行している食関連の月刊誌「dancyu」。見ているだけでヨダレが出そうなこの雑誌のムック本が「日本一のレシピ」なんて言ったら、期待も高まり過ぎる! 収穫した野菜達を日本一のレシピで堪能する、想像しただけで何て幸せ! 即買って収穫時の予習に勤しむ私。そんな私の前のめり感と、完璧なる「取らぬ狸の皮算用」の状況に、夫も苦笑い(笑)。笑っているがいいさ。今年の夏は毎週のように収穫祭が待っているはず!

 そんな、ベランダ菜園に夢中な私が、このゴールデンウィークに旅行に行くってもんだから一大事。せっかく緑々と繁ったベランダが、帰ってきたら枯れ果てた惨状に……。なんて想像しただけで卒倒もの。旅行自体は楽しみなはずなのに、それを考えると旅行を取りやめたい位になってしまう(笑)。毛細管現象を利用した「水やり当番」という商品を買って、バケツに水を張ってプランターに刺して行こうかなと思いつつ、大量のプランターを賄うにはいくつ必要なのか考えてたらクラクラ。線の長さを考えるとバケツもいくつ必要なのか分からず、脳みそ沸騰直前。

 うーん、うーん。と唸りながら考えていると、水道の蛇口に取り付けて、タイマーで定期的に自動散水してくれる「自動水やり散水タイマーセット」なんていう、私の悩みをドンピシャ解決してくれる商品を発見! 40鉢まで対応しているというのも最高すぎる。これがあれば、留守の時だけじゃなくて通常でも使える。寝坊しても水やりを忘れることもないし、真夏の暑いなか時間をかけて水あげる必要もない。私は水やり以外のお世話にせっせと励めばいいのである! そして、機能の割に結構お値ごろではないですか!

 という事で、夫には「今日ねー、買い物しちゃったー」と、いつもの事後報告&「水道に取り付けて!」と労働付き(笑)。週末に全プランターにガシガシ刺して準備して、心置きなく出かけようと思っているのであります!
それでは皆様も、良い連休をお過ごしくださいませー!

徳王 美智子

1978年生まれ。アナログ過ぎる環境で育った幼少期の反動で、家電含めデジタル機器にロマンスと憧れを感じて止まない30代後半。知見は無いが好きで仕方が無い。家電量販店はテーマパーク。ハードに携わる全ての方に尊敬を抱きつつ、本人はソフト寄りの業務をこなす日々。