美味しく「手抜き」クッキング

第56回

生魚が苦手でもOKなお祝い料理「焼き鮭のちらし寿司」

子供も食べやすい材料で作るちらし寿司です

ひなまつりなどの晴れの日にぴったりな、華やかな色合いの「焼き鮭のちらし寿司」をご紹介します。お祝いのメニューによく使われる刺身は使わず、子供も食べやすい焼き鮭を使用。幅広い年齢で食卓を囲む、お祝いごとにおすすめです。

基本の材料

<材料(2~3人分)>
・ご飯:400g
・塩鮭:2切れ
・キュウリ:1本
・塩:少々
・白炒りゴマ(あれば):適量

▼寿司酢
・酢:大さじ1と1/2
・砂糖:大さじ1
・塩:小さじ1/2

▼錦糸卵
・卵:2個
・砂糖:小さじ1/2
・塩:少々

<材料の注意事項>
・ご飯の量は米にすると約1.2合分と中途半端になるため、米2合を炊いて計量するのがいいでしょう

ごはん400gに合わせた寿司酢の分量です

酢飯を作る

小さなボウルに酢、砂糖、塩を混ぜ合わせて寿司酢を作ります。ご飯が炊き上がったら別のボウルに入れ、寿司酢を回し掛け、ご飯の塊をほぐすようにしゃもじで混ぜ合わせます。うちわであおいで人肌程度の温度まで冷ましたら、濡らしてしっかりと絞ったペーパータオルで表面を覆い、常温に置きましょう。

寿司酢をご飯全体に行き渡らせます

塩揉みキュウリを作る

キュウリを包丁またはスライサーを使って薄切りにし、塩を振り掛けます。錦糸卵や焼き鮭を用意している間にそのまま置いておき、水分が染み出てきたらしっかりと絞りましょう。

染み出てきた水分はしっかりと絞ります

錦糸卵を作る

ボウルに卵を割り入れ、砂糖、塩を加えて混ぜ合わせます。サラダ油を引いたフライパンを中火で熱し、温まったら卵液を薄く流し入れます。このときの火加減の目安は、箸に少し卵液を付けてフライパンに当てると、すぐに固まる程度です。

卵液を流し入れたら、弱火に変えて火を通します。薄く焼くため片面だけでも十分に火が通りますが、気になる場合は裏返して15秒ほど焼いてください。

火が通ったら取り出し、残りの卵液も同様に焼きましょう。卵焼きフライパンや小さなサイズのフライパンで焼くと取り出しやすいです。焼き上がった薄焼き卵は折りたたんでから、包丁で細切りにします。

フライパンのサイズに合わせて卵液を数回に分けて流し入れます

塩鮭を焼く

塩鮭を魚焼きグリルまたはフライパンで焼きます。フライパンを使用する場合は、中火で片面を約3分ずつ焼きます。鮭に厚みがあれば加熱時間を延ばし、焦げそうであれば弱火に変えます。

焼き上がったら、皮と骨を取り除いて身はほぐしておきましょう。酢飯に混ぜ合わせるときに身が細かくなってしまうので、約3~4cm大くらいにしておくのがおすすめです。

焼き鮭は小さくなりすぎないようにほぐしましょう

酢飯に焼き鮭と塩揉みキュウリを混ぜる

酢飯に焼き鮭とキュウリ、お好みで白炒りゴマを混ぜ合わせたらお皿に盛り、錦糸卵を散らして完成です。

焼き鮭と塩揉みキュウリ、お好みで白炒りゴマを混ぜ合わせます
じゅん

チョコレートと漬物が好きな管理栄養士です。現在、子育てに奮闘中。体力の衰えを感じながら、子どもと公園を走り回っています。家事の効率化とシンプルライフを目指して、日々の生活を見直し中です。