調理の下処理

【調理の下処理45】仕上がりアップ!「カキ」の汚れを落とす3つの下処理

寒くなってくると「カキ」の剥き身が売られるようになりますね。今回は、仕上がりをアップさせる、「カキ」に付いた汚れやヌメリを取り除く下処理方法を3つご紹介します。「カキ」の汚れは水だけでは落ちにくく、塩、片栗粉・小麦粉、大根おろしを使います。汚れは臭味や食感が悪くなる原因になりますので、上手に汚れを落として「カキ」を美味しくいただきましょう。

 

方法1:塩水で洗う

カキの剥き身1パックが120gの場合、ボウルへ水500ml、塩15gを入れて混ぜ、3%の塩水を作ります。塩水の量は、カキが塩水から頭を出さないくらいの量を目安に調整してくださいね。ザルへカキを入れて、横へ揺らし振り洗いをします。また、ヒダの汚れが溜まりやすい部分は指で丁寧に洗いましょう。そのあと、水で洗い流し、キッチンペーパーで水気をよく拭き取ります。

 

方法2:片栗粉・小麦粉をまぶして揉み洗い

カキを片栗粉や小麦粉で洗う場合は、まず塩と水を揉み込みます。カキ120gへ、塩小さじ1、水大さじ2を振り掛けて揉み、そこへ片栗粉または小麦粉を大さじ2加えて汚れを吸着させます。そのあと、水で洗い流しましょう。こちらも洗い終わったら、キッチンペーパーで水気を拭き取ります。

 

方法3:大根おろしで揉み洗い

カキ120gに対して、大根おろしを大さじ2ほど加えて揉み込みます。大根おろしへカキの汚れが付き、灰色になったら、水で洗い流しましょう。そのあと、キッチンペーパーで水気を拭き取ります。大根おろしには酵素が含まれ、その働きで汚れが落ちやすくなると言われていますよ。今回ご紹介した3つのなかから、やりやすい方法を選んで下処理をしてくださいね。

 

 

じゅん(管理栄養士)

チョコレートと漬物が好きな管理栄養士です。現在、子育てに奮闘中。体力の衰えを感じながら、子どもと公園を走り回っています。家事の効率化とシンプルライフを目指して、日々の生活を見直し中です。