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入院中もベッドで遊べるおもちゃ!「タッパーの魚釣りセット」の作り方
2018年 3月 20日 07:00
入院中の子どもでも、具合が良くなり起き上がれるようになると、少しだけ体を使った遊びが必要になります。今回は、ベッドの上に座って遊べるおもちゃ「タッパーの魚釣りセット」の作り方をご紹介します。魚釣りは、点滴を挿していても片腕だけでできますし、パーツはタッパーの中へ全部収納できるので、病室の個人ロッカーでも整理しやすいです。遊びの難易度を変える方法もご紹介しますので、お子さんの年齢や病状に合わせて遊べますよ。
用意するもの
<釣竿2本分>
・割りばし:1膳
・タコ糸などのヒモ:30cm×2本
・磁石:直径2cm、厚さ0.5cm のものを2個
<釣り堀>
・タッパー:1個(今回は15cm×22cm×6cmを使用)
・ペン(プラスチックへ書けるもの)
・定規
・カッター
<魚5匹分>
・画用紙:1枚(段ボールや厚紙でもOK)
・ハサミ
・クリップ:5個
・カラーペン(色鉛筆でもOK)
<共通>
・ビニールテープ(セロテープでもOK)
作り方1:釣竿を作る
割りばしを割って2本にします。30cmの長さのヒモの一端を割りばしの先端2cm程度重ねて付け、テープで固定します。ヒモのもう一端へテープを使って磁石を貼り付けましょう。これで釣竿の出来上がりです。磁石が釣り針代わりになります。竿は好きな色柄のマスキングテープなどで覆ってもいいですよ。
作り方2:釣堀を作る
タッパーのフタに釣り穴を数カ所開けます。写真では3つの穴を開けました。まず、タッパーのフタへ直径3cm程度の円(写真左上)、2×8cmの長方形(写真右下)、幅1.5cmの曲線(写真中央)をペンで描きます。その線に沿ってカッターで穴をくり抜きましょう。本体へフタをした状態で、カッターで切り進めると作業が楽ですよ。最後に切り口をビニールテープで保護しましょう。こうするとケガが防げるだけでなく、釣り穴も見やすくなります。曲線部分は、ビニールテープを細かく切り、少しずつ覆うときれいに仕上がります。
作り方3:獲物の絵を描く
厚紙へ獲物となる魚の絵を描きます。釣り穴を通る大きさにしましょう。今回は、タイ(3×5cm)、サメ(5×10cm)リュウグウノツカイ(1.5×10cm)、フグ(3×5cm)、エビ(3×4cm)を描きました。図鑑を参考にすると描きやすいですよ。
作り方4:獲物へクリップを付ける
魚の口をクリップで挟みます。紙の角をハサミで丸く切っておくと、釣り上げるときに、釣り穴へ紙が引っかかりにくくなりますよ。
「タッパーの魚釣りセット」出来上がり&遊び方
タッパーの中へ魚を入れてフタをして、竿の先の磁石をタッパーの穴へ吊り下げ、魚を釣り上げて遊びましょう。磁石がくるくる揺れて向きが変わるので、大人がやってもなかなか大変ですが、楽しみながら遊べます。長辺が20cm以上のタッパーで作れば、釣り竿の割り箸が中へ収められ、片付けがラクになりますよ。
難易度をカスタマイズして楽しもう!!
魚を釣りやすくしたい場合は、フタを外しましょう。難しくしたいときは釣り竿の磁石を外し、代わりにクリップで作った釣り針をつけると難しくなります。その際は、写真のように魚へ付けたクリップの先をペンチで90度折り曲げて立ち上げましょう。加療中のお子さんの体調に合わせて難易度や遊び時間を加減してくださいね。医療スタッフと相談しながら楽しみましょう。