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失敗ナシ!市販キットで簡単「くるみボタンの作り方」と、上手に作るコツ
2018年 1月 2日 07:30
小さなハギレで簡単に作れる「くるみボタン」を、市販のキットで作ってみませんか。今回は、「くるみボタン」の基本的な作り方と、失敗しないコツを写真付きで解説します。布がずれたり、柄が思うように出なかったりといったミスを防いで、思い通りのくるみボタンを作りましょう。
用意するもの
- くるみボタンのキット(手芸店や100円ショップにあります)
- ハギレ
- 布切りハサミ
- チャコペン(あると便利)
くるみボタンのキットは、布でくるむボタンのパーツと、くるむための打ち具、布を切るための型紙などが入っています。ハギレはお好みのもので良いですが、あまり厚地のものは、ボタンのパーツの中へ布が収まりきらず、失敗の原因になるので避けましょう。またレースなど透ける布だと、くるみボタンのパーツの色が透けて見えてしまうので、薄い別布を重ねるといいですね。チャコペンは、型紙を布へ写し取るために、あると便利です。
くるみボタンキットに入っている物
<写真上段・左から>
- ボタンパーツ(外側)
- ボタンパーツ(内側)
- 打ち具
- 打ち具台
<写真下段・左から>
- 型紙(くるみボタンの大きさにあった型紙が付いています)
- ハギレ(型紙の大きさ以上の物を用意します)
くるみボタンの作り方:1
ハギレの上へ型紙を置き、チャコペンでなぞって印を付け(写真1)、ハサミで印の通りに切り取ります。切り取った布の表を上へ向け、くるみボタンの打ち具台を、ボタンをセットするくぼみがある方を下にして布の中央へ伏せます(写真2)。こうすることで、布の中央をボタンの中央に合わせやすくなります。そのままひっくり返し、布の上へ外側のボタンパーツを乗せ、打ち具台のくぼみへ沿って押し込みます(写真3)。
くるみボタンの作り方:2
打ち具台へ押し込んだ布の上へ、内側のボタンパーツを乗せます。このとき、ボタンの足部分が上へ向くように乗せましょう(写真1)。次に、内側のボタンパーツの上へ打ち具を乗せ、指でギュッと押し込みます(写真2)。押し込めないときは、手の平の親指の付け根部分で押したり、カマボコの板のようなもので押してもいいでしょう。しっかり押し込まれると、パーツを引っ張っても取れなくなります(写真3)。打ち具台からボタンを外せば完成です(写真4)
失敗を防ぎ、きれいに作るコツ:1
くるみボタンの模様は、布のどの部分を切り取るかによって変わってきます。例えば、写真1は同じ布の違う部分を切り取ったものです。くるみボタンにすると、写真2のように全く違う模様になりますね。
写真3のように、型紙の中央に、ボタンの大きさの穴を切り抜いておき、好みの模様の部分が穴から出るように布へ乗せれば、イメージ通りのくるみボタンが作れます。また、布がずれるのを防ぎたいときは、ボタン(外側)パーツと布を、小さく切った両面テープで接着しておくといいですよ。
失敗を防ぎ、きれいに作るコツ:2
裏ワザ的な方法になりますが、少し厚地の布で作りたいときは、作り方1の写真3のところで、布の周囲に中心へ向かって少し切り込みを入れると、布の重なりが薄くなるので、上手くできる場合があります。深く切り込みを入れすぎると、切れ目がボタン表面に出てしまうので注意しましょう。デニムやニット地など厚みのある布ではうまくいかないこともあるので、余分な布で試してみてくださいね。
まとめ
くるみボタンのキットを買うと、ボタンのパーツが余ることがありますね。私は、ジッパー付き袋へまとめて入れて失くさないようにしています。型紙や打ち具、パーツは失くしやすいので、できれば大きさごとに袋へ入れて保管しておくと便利ですよ。