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冬至の「ユズ風呂」、効果と注意点、使用済みユズの再利用法2つ
2017年 12月 16日 06:30
ユズのアロマ効果でホッカホカ!今回は体を温める作用があるユズ風呂のやり方と注意点、さらに翌日以降のユズの再利用方法をまとめてご紹介します。香りに包まれながらこの1年の無事を感謝し、新しい年へ向けて気持ちを切り替えてみませんか。
ユズ風呂のやり方
ユズ風呂は、1回分でユズ3~5個をお風呂へ入れましょう。ユズを丸ごとお湯へ浮かべるだけで、キリっとした柑橘系の香りに包まれたユズ風呂が楽しめます。ユズらしい香りをしっかり出したいなら半分に切って入れるやり方がおすすめです。ユズを切る場合は、種や果肉が排水口へ詰まるのを防ぐため、必ず布巾で包んでくださいね。
ユズ風呂の効果
お風呂へつかると、血管が広がって血流が良くなるので体が温まります。これに加えてユズ風呂の場合、ユズの香り成分「リモネン」「シトラール」の作用で交感神経が刺激され、さらに血流が良くなります。これがユズ風呂の効果で、体の芯から温まるため、湯冷めしにくくなりますよ。
ユズ風呂の注意点
ユズの皮に含まれる香り成分「リモネン」が皮膚に触れると、ヒリヒリしたりかゆみを感じることがあります。皮に切れ目が入ると「リモネン」が流れ出やすくなるので、お肌がデリケートな方はユズを切らずに丸ごと使用してくださいね。またリモネンには油を溶かす性質があるので、お肌が乾燥気味でかゆみがあるときなどもユズ風呂はお休みしましょう。
ユズの再利用法1:レンチン果実でお掃除!
ユズ風呂で使ったユズは捨てないで!今回は、「リモネン」が油を溶かす性質を利用して、お風呂後のユズの再利用方法をご紹介します。1つ目は電子レンジ内の掃除への再利用です。使用済みのユズをレンジで1分温めます。すると、庫内にリモネンを含む湯気が立ち込めますので、湯気を拭き取るイメージで、濡れ布巾で拭いみましょう。たったこれだけの作業で、レンジの中がさっぱり、キレイになりますよ♪
ユズの再利用法2:油汚れを拭き掃除
2つ目は、台所などのひどい油汚れへ直接使います。油汚れに直接ユズの果肉を押さえ付けて、拭いてみましょう。「リモネン」が油を溶かすので、汚れが落ちるのを実感できると思います。またリモネンは、油だけでなくプラスチックも溶かす作用が強いので、調理台など素材を傷めないためにも、時間を置かずに水拭きを2度してくださいね。またユズと一緒に、重層を併用してもいいですよ。ユズに含まれるクエン酸と重層が反応して発泡し、汚れが落ちやすくなります。
今年の冬至はいつ?
今年の冬至は12月22日です。冬至にユズ風呂に入る習慣は江戸時代に始まりました。アロマテラピーが伝わる前から、日本でも人々の暮らしに香りがあったのは素敵なことですね。あわただしい師走の一夜、ユズの香りに包まれてみてはいかがでしょう?