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【スイーツデコを作ろう7】フルーツ編1:スライスレモン・オレンジ作り方
2017年 10月 23日 07:00
今回から、スイーツデコの定番でもある「フルーツ」の作り方を4回に渡ってご紹介します。第1回目の今回は、スライスした断面のつぶつぶ感がフレッシュな「レモン」と「オレンジ」です。工程は多いですが、作ったスイーツにトッピングすると、華やかさが断然違います。ぜひ作り方を覚えてみましょう。
材料と道具
・透明粘土(直径7cm×厚さ2cm、果肉に使用)
・樹脂粘土(直径5cm×厚さ1cm大、皮に使用)
・クッキングペーパー
・爪楊枝
・化粧用スポンジ
・パレット(牛乳パックを切ったものを使用)
・木工用ボンド
・アクリル絵の具(黄色)
・アクリル絵の具(赤)
・定規
・ストロー(紙パックに付いている細めのもの)
・筆
・ハサミ
・ニス
透明粘土は、「すけるくん(アイボン産業)」を使用しました。樹脂粘土、木工用ボンド、アクリル絵の具、ニスは100円ショップで売っています。このうちニスだけは、ホームセンターで売られているものの方が、仕上がりがキレイなのでそちらがおすすめです。
粘土に色を付けます
用意した透明粘土へ、黄色いアクリル絵の具をサクランボの種くらいの分量を付けてよく混ぜます。色は乾くと濃くなるので絵の具は少しだけで大丈夫です。色が均等になるまでよく混ぜていきます。
粘土を分けて、オレンジ色を作ります
黄色に着色した粘土を2等分に分けます。その片方にだけ赤の絵の具を、写真のように楊枝の先くらい、少しだけ付けて混ぜて、オレンジ色を作ります。
レモンとオレンジの粘土ができました
写真くらいの色になるまで、よく混ぜましょう。
5等分にします
粘土を5等分にします。だいたい全部が同じ大きさになるように調節しましょう。5等分したらきれいな丸になるように、コロコロ丸めます。
粘土を平らにします
きれいな丸になったら、今度は手の平を使って、平らに潰していきます。直径4~5cm、厚さは5mmくらいにしましょう。
定規で線を入れます
定規の尖ってる方を使って、放射状に八等分になるよう線を付けます。十字に線入れてから、斜めの線を入れていきましょう。最初に中心へ、爪楊枝で薄く目印を付けてから、定規で線を入れるとずれませんよ。
窪みを付けましょう
房の丸みを出すために、先ほど入れた8本の線の外周部分に、爪楊枝の先を使って窪みを入れます。ハート形の凹みを作るような感じで、粘土全体を内側へ少し押しましょう。8カ所ぜんぶ押すと、全体が花びら8枚の花のような形になります。
果肉のつぶつぶ模様を付けましょう
ストローは、まず尖っていない方の1カ所を指で潰して、しずくのような形にしておきます。しずく形のストローで、粘土を押して、果肉の粒の模様を付けていきましょう。しずく模様を付けるときは、それぞれの房で中心から外側へ向かって進めます。中心部分にまず1個目のしずくを押し、その下は2個、その下は3個と外側へ行くほつぶつぶ模様を増やしていきましょう。全体に模様を付けると写真のようになります。
乾かします
透明粘土は乾くとだんだん透明になっていき、また1周り小さくなります。なるべく2日ほど乾かして、それ以上縮まないようにしてから、次の工程へ進みましょう。写真は2日乾かした写真です。次は、皮の部分用に樹脂粘土を用意します。
樹脂粘土を細く伸ばします
樹脂粘土のスライス1個に対して、ドングリほどの樹脂粘土を用意します。その粘土を、スライスの外周を1周できる長さの細い棒状に伸ばします。次に、スライスの外周部分に、木工用ボンドを薄く塗りましょう。
樹脂粘土を付けていきます
先ほど細く伸ばした粘土を、ボンドで付けていきます。このとき、工程8で付けた窪みにも入るように、粘土を外側から押していきます。スライスへ粘土が付いたら、スライスと厚みが同じになるように、指で押して馴染ませましょう。
樹脂粘土を整えます
樹脂粘土を全部のスライスへ付けたら、1時間ほど乾かします。1時間ほど経つとハサミで切れるくらいの固さになるので、周囲を丸く切って形を整えます。きれいな丸形になるように、余分な部分を切っていきましょう。樹脂粘土が幅0.5~1cmほど残っていれば十分です。
樹脂粘土に色を付けていきます
樹脂粘土の外側へ色を付けていきます。絵の具の黄色と赤、化粧用スポンジを用意しましょう。
レモンの色を付けます
絵の具を水で5倍に薄めて、樹脂粘土の外側だけをスポンジでポンポン叩きながら、色を付けていきます。色塗りは3回ほど繰り返します。
オレンジも色を付けます
レモンで使った黄色に赤の絵の具を混ぜて、オレンジを作ります。赤は、色味を見ながら少しずつ足していってくださいね。同じようにスポンジで叩きながら色を付けましょう。こちらも3回繰り返します。
ニスを塗って完成!
アクリル絵の具が乾いたら、全体にニスを塗ります。ニスは、筆を使って塗りますが、このときできるだけ薄く塗り、乾いたらもう1度薄く重ねて塗って乾けば完成です!
スライスフルーツの工程は少し多く、乾かす時間もありますが1回作ってしまえば色々な場面で活躍すること間違いなし!色を変えると違う柑橘類も作れます。レモンに少し緑色を足せばライム、色をピンクにすればピンクグレープフルーツができますよ。覚えておけば、作れるスイーツデコの幅が広がりますので、ぜひ作ってみてくださいね。