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100均手ぬぐいで簡単!子ども用「ステテコ」作り方、兄弟でお揃いもOK
2017年 7月 19日 06:30
100均の手ぬぐいで、子どもの服を作ってみませんか?今回は、100均の手ぬぐい4枚でできる、子どもの「ステテコ」の作り方をご紹介します。子どもが選んだお気に入りの柄で、夏に涼しいステテコを、ママが手作りしてあげれば、子どもにとっても嬉しい1枚になりますね。いま履いているステテコを使って作るので、型紙不要で、長さの調節もできます。今回は身長120~130cmサイズのステテコを1枚のほか、余った布で弟用90~100cm用のミニステテコも作れました。
用意するもの
子ども身長120~130cm位用
・手ぬぐい:4枚(セリアで購入、1枚のサイズは33×90cm)
・ゴム:幅0.6×長さ60cmくらい(子どものウエストより5cmほど長く)
・ミシン糸
・ミシン
・チャコペン
・ゴム通し
・マチ針
・裁断ばさみ
今回使った手ぬぐいはセリアのもので、周囲の4辺は三つ折りしてミシンが掛かっていたので、ステテコのスソは処理をせずそのまま使いました。ちなみにダイソーで売られていた手ぬぐいは、サイズが35×95cmで少し大きかったです。またゴムの幅は、お好みのものでいいと思います。今回は、幅0.6cmのものを使いました。
手持ちステテコを型にして、裁ち切り線を描く
手ぬぐい生地を、裏面を上にして置きます。その上へ両足を揃えた手持ちのステテコを置きます。このときスソを手ぬぐいの端へピッタリ合せ、脇線は手ぬぐいの長辺から1cm離して置きます。チャコペンシルで、周囲に切り取る予定の「裁ち切り線」を引きますが、ウエストは型紙のステテコから4cm外側、股上と股下は1cm外側に、線を描きます。スソと脇は線を引かなくてOKです。
描いたラインを裁断
ラインを引いた手ぬぐいの下へ、表側同士が向き合うように手ぬぐいを1枚重ねます。残りの2枚の手ぬぐいも表側を向き合わせて重ね、最初の2枚の下へ置きます。これで裁ち切り線を引いた手ぬぐいが1番上に置けました。4枚の手ぬぐいが動かないように、まとめてマチ針で止めましょう。固定できたら、描いた線に沿って4枚同時に裁断します。
脇と股をミシンで縫う
裁断した手ぬぐいは4枚を揃えたままの状態で、上の2枚、下の2枚に分けて、「中表(内側を表同士に重ねた状態)」のまま、脇と股下(写真の黄色い線)をミシン掛けします。縫うときはどちらも、裁ち切り線から1cm内側を縫いましょう。また縫い始めと、縫い終わりは、返し縫いし、縫い終わったら、縫い代を割ってアイロンを掛けておきます。
裏返す
縫った2本のうち、片足だけを裏返します。ウエスト部分から手を入れて、スソをつかんで引き出すと簡単です。
裏返した生地をもう片足に挿入する
たった今裏返した生地を、裏返していない生地へ入れます。脇同士、内股同士が揃うようにして、整えましょう。
股上をミシンで縫う
裁ち切りのままになっている股上の裁ち目同士を揃えたら、中央の布のつなぎ目をマチ針で止めます。次に、股上を裁ち切り線の1cm内側をぐるっとミシン掛けします。縫い代部分をもう1度縫うと固くなってしまうので、ステテコを履いたときに内股部分とこすれて痛い場合があります。気になるようであれば、バイアステープなどをかぶせて縫っておきましょう。
ウエストを縫う
次に、ウエスト部分を縫います。重ねてあった片足を出し、ステテコ全体を裏返した状態にしたら、ウエスト部分の裁ち目から1cmのところを内側へ折り、折り目から3cmのところをまた内側へ折ります。2回目の折り目から0.3cmのところをミシンで縫いましょう。このとき、ぐるっと1周縫ってしまわずに、ゴム挿入口を2cmほど縫わずに残しておきます。
ゴムを通して完成
残しておいたゴム通しの穴からゴムを入れ、先端同士を結びます。全体を表へ返せば完成です。細いゴムなら結んでもOKですが、太めのゴムを使う場合は、先端同士を重ねて縫い合わせると、ウエストのゴロつきが少なくなりますよ。
残った生地で、弟用のミニステテコを作る1
残った生地を利用して、小さなステテコを作りました。4枚重なったままの余り布を見ると、手付かずのまま残っている、元の布の短辺があるので、ここを脇として使います(写真左側)。元の布の長辺だった部分のうち片方をスソにしましょう(写真下側)。こちらのステテコでは、手持ちの服を使わずに、脇線が33cm、スソ線が22cmになるように測ったら、線を引いて裁断します。次に、右下の位置に縦10×横2.5cmの曲線を写真のように引いて切り抜きます。この切り抜きが股下になります。
残った生地で弟用のミニステテコを作る2
最初のステテコと同様に、布を2枚ずつにしたら、脇と股下を縫い代1cmで縫い、片方の足にもう片方を裏返して入れ、股上を1cmの縫い代で縫います。ウエストを1cm、2cmの順に折って三つ折りして縫い、ゴムを通します。こちらもスソは、手ぬぐいの端を使っています。ウエストも手ぬぐいの端を利用できれば、三つ折りでなく、二つ折りで縫えますね。これで90〜100cmサイズのステテコが出来上がりました。
まとめ
今回使用した手ぬぐいは、最初から三つ折りミシンがしてありましたが、手ぬぐいが裁ち切り切りのままで、端のほつれが気になるようであれば、縫い合わせる前にジグザグミシンを掛けましょう。また、縫い合わせた部分の縫い代は、次の作業がしやすいように、割ってアイロンを掛けておきましょう。手ぬぐいの生地は、厚いものや薄いものなど、さまざま。ステテコを履くシチュエーションに合わせて、選びましょう。