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ママは知っておいて!小学生の6人に1人が便秘、学校はうんちしにくい

小学校のトイレで「うんちをしにくい」と感じる子は4割以上で、6人に1人が「便秘状態」なのだそう。今回は、小学生と保護者4000人へ聞いた「便秘状況」「学校での排便実態」「生活習慣」の調査結果を紹介します。便秘状態の子どもとそうでない子どもでは生活習慣に違いがあることにも注目です。

 

小学生の16%が「便秘状態」、「便秘予備軍」も20.7%

日本トイレ研究所が、全国の小学生4,777人と保護者へ行なった「小学生の排便と生活習慣に関する調査」によると、複数の質問に対する回答を分析した結果、小学生の16.6%が便秘状態、また20.7%の便秘予備軍を合わせると、3人に1人は便秘状態・便秘予備軍であることが分かりました。今回の調査では、ROMEⅢの定義に照らし合わせて下記条件のうち2つ以上に合致する人を「便秘状態にある」、1つ合致する人を「便秘予備軍」としています。

 

  • 排便頻度が3日に1回以下
  • 便失禁がある
  • 便を我慢することがある
  • 排便時に痛みがある
  • 便が硬い・トイレが詰まるくらい大きな便が出る

 

保護者が便秘状態だと、子どもの便秘率は16.1ポイント上昇

次に同じ定義で、保護者の便秘状態を分析すると、27%が便秘状態という結果に。保護者が便秘状態だとその子ども(1,302人)は28.3%が便秘状態なのに対し、保護者が便秘状態ではない場合、その子ども(3,475人)は12.2%が便秘状態で、その割合は16.1ポイントもの差が開きました。

 

小学生の4割以上「便秘気味でも誰にも相談したことはない」

「自分が便秘気味だと感じる」と回答した子ども1,358人へ「親や学校・病院に相談したことがあるか」を聞くと、47.2%が「誰にも相談したことはない」と判明。また、「便秘状態」「便秘予備軍」「便秘状態・便秘予備軍」に分けて見ると、「誰にも相談したことはない」と答えたなかで最も多かったのは「便秘予備軍」の子どもで48.1%に上りました。

 

保護者の4人に1人は子どもの便秘状態に気付いていない!

保護者へ「子どもが便秘状態にあるか」を聞くと、便秘状態の子どもをもつ保護者の26.6%「便秘状態だと思わない」と回答。保護者の4人に1人は、子どもの便秘状態を適切に把握できていないことが明らかになりました。

 

子どもの便秘状態への対策「特に何もしていない」1割超

保護者へ「普段行なっている子どもの便秘対策」を尋ね、子どもが便秘状態にある保護者793人の回答のみを見ると、「乳酸菌飲料やドリンクヨーグルトを与える(61.2%)」「規則正しい食生活(42.1%)」「野菜を多く与える(43.5%)」などが上位に挙がった一方で、13.1%の保護者は「特に何もしていない」ことが分かりました。

 

小学生の2人に1人は「学校のトイレでうんちをしない」

Q)あなたは普段、学校のトイレでうんちをしますか

次に、学校での排便の実態を知るため、子どもへ「普段、学校のトイレでうんちをしますか」と尋ねたところ、全体のうち「ほとんどしない(36.1%)」「まったくしない(15.2%)」という回答を合計すると、半数を超える51.3%という結果に。学年別に見ると、5年生の割合が多く56.2%にも上りました。

 

小学生の半数以上が「学校でうんちを我慢」高学年で増加

Q)あなたは学校でうんちをしたくなったとき我慢することはありますか

次に「学校でうんちをしたくなったとき我慢するか」を聞いたところ、全体のうち「よくある(10.1%)」「ときどきある(46.2%)」を合わせると56.4%という結果に。またその割合は高学年で多く、6年生では62.1%に上りました。

 

小学生の半数が、「人目を気にして人の少ないトイレを選ぶ」

Q)あなたは学校でうんちをする際、人目を気にして人の少ないトイレを選ぶことがありますか。

また、「学校でうんちをする際、人目を気にして人の少ないトイレを選ぶことがあるか」を尋ねると、全体のうち「よくある(9.5%)」「ときどきある(37.9%)」を合わせ、47.4%の子どもが人目を気にして人の少ないトイレを選ぶことが明らかに。この傾向は学年が上がるにつれて強まり、6年生では57.9%と約6割に上りました。

 

「学校でうんちをしてからかわれた経験」1割以上が「ある」

Q)あなたは学校でうんちをしたことで、友達にからかわれることはありますか。N=4,050

続いて「学校でうんちをする」と回答した4,050人を対象に「学校でうんちをしたことで、友達にからかわれた経験」を聞いたところ、全体のうち「よくある(1.9%)」「ときどきある(11.4%)」を合わせて13.3%の子どもが「学校でうんちをしたことでからかわれた経験がある」という結果に。この傾向は低学年よりも、高学年のほうが強いようです。

 

4割が「学校でうんちしにくい」、人目が気になる傾向強く

Q)あなたが学校のトイレでうんちがしにくい理由はなんですか。(MA) /N=2,151

さらに、「学校のトイレは、うんちがしやすいか」を聞くと、「とてもしにくい(9.5%)」「しにくい(15.9%)」「ややしにくい(19.6%)」を合わせ、全体の45%の子どもがうんちのしにくさを感じています。この「学校でうんちがしにくい」と回答した子ども2,152人へ理由を尋ねると、「友達に知られたくないこと(57.0%)」「友達にからかわれること」(34.9%)」など、人目を気にしている傾向が明らかになりました。これらの理由は、改善されるとうんちがしやすくなるという意向も高いようです。

 

「睡眠時間」「規則正しい食生活」など生活習慣に便秘が関係

保護者へ「子どもの生活習慣」を尋ねたところ、便秘状態にある子どもは、そうでない子どもに比べ、正しい生活習慣の割合が低いことが分かりました。「睡眠時間」について「7時以降に起床する」「22時以降に就寝する」という子どもは、いずれも便秘状態の子どもの方が多い結果となり、便秘状態の子どもはほど遅寝遅起きの割合が多いことがうかがえます。また、「規則正しい食生活」について、朝食を毎日食べている割合を調べたところ、便秘状態にある子どもはそうでない子どもよりも低いことが分かりました。

 

まとめ

今回の調査結果から、子どもの4割以上が便秘を誰にも相談していないこと、子どもの便秘状態を保護者の4人に1人が知らないこと、子どもの45%は人目が気になるなどの理由で学校のトイレでうんちしにくいこと、などが分かりました。また子どもの便秘状態には、「睡眠時間」や「食生活」など生活習慣も関係しているようです。また便秘を予防するためにも、登校前に自宅で排便を済ませられるよう、生活習慣を整えたり排便の悩みを気軽に話せるようにすると良いですね。

 

◇小学生の排便と生活習慣に関する調査(日本トイレ研究所)
https://www.toilet.or.jp/health/pdf/kagome20170619.pdf

◇日本トイレ研究所(Japan Toilet Labo.)
https://www.toilet.or.jp/

 

 

qufour(クフール)編集部

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