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【厨房から学んだ時短アイデア3】使い捨て手袋で、時短と美味しさアップ

毎日のキッチンで私が使い倒している時短アイテムの1つに「使い捨て手袋」があります。今回は、使い道が多く、時短でき、調理を楽にしてくれる「使い捨て手袋」の活用法と、料理を美味しくする理由をご紹介します。使い捨て手袋にはポリエチレンタイプとゴムタイプがあります。普段は安価なポリ手袋を使いますが、パン粉の衣付けやハンバーグなどはゴム手袋もおすすめです。

 

ラップよりも簡単!「おにぎり」はポリ手袋で美味しく握る!

おにぎりは、素手やラップで握っている人が多いと思いますが、私は使い捨てのポリ手袋を使っています。素手だと、塩水を作ったり、手に付いた米粒を取ったりしなければなりませんし、ラップだと、最後にひねった部分の形がうまく成形できなかったり、荒熱が取れないとラップ内に水滴が溜まります。ポリ手袋だと、米粒が付くこともなく指先で上手に成形でき、ごはんの水分も適度に蒸発しますし、手の細菌もごはんに付着しないので衛生的です。私は朝の時間がないときでも、ごはんの粗熱が握れる程度に取れていれば、ポリ手袋で握って、お昼ごはんや子どものちょっとした間食用にしています。

 

「生肉や生魚」を触りたくないときも活躍のポリ手袋

疲れていると神経が過敏になり、生肉や生魚などヌメッとした食材に触りたくないと思うときはありませんか。そんなとき、私はポリ手袋をはめて調理しています。また、疲れていなくても鶏肉の生皮に抵抗を感じる人もいますよね。そういう場合でも、手袋を付けることで鶏肉を触れるようになれば、料理の幅が広がると思います。そして、手の細菌が肉や魚に付着しないばかりか、生の肉や魚に付いている細菌を自分の手に付着させることもないので、調理器具やほかの食材へ細菌を付着させずに済み、衛生的です。

 

子どもが大好きな「ハンバーグ」も、こねる作業は手袋で

子どもがいるとお弁当などで登場回数が多い「ハンバーグ」作りも、衛生面を考えて使い捨て手袋を使っています。ネタや卵の重さで手袋が外れそうになるのでポリ手袋よりもゴム手袋の方がおすすめです。手がベタつかず、衛生的なうえ、ほかの作業に移るときは手を洗う手間もなく、手袋を外すだけ。サッと次の作業に移れるので時短になります。

 

手の感触で均一に和え、盛り付けもキレイな「和え物」完成

葉物などの和え物を作るときも、菜箸を使わずポリ手袋での作業がおすすめです。指先の感覚で、調味料混ざり具合が分かりやすいのがポイントです。そのままササッと盛り付けしてしまえば、手や菜箸を洗う時間や手間も省けるので、時短になります。

 

味にも影響!菜箸よりも断然時短で美味しい「唐揚げ」作り

唐揚げは手間が掛かると思っている方も多いですが、ポリ手袋を使って手で作業すると、菜箸や素手で作るよりずっと簡単に、時短調理できます。唐揚げの美味しさのポイントは衣が均一に付いていること。揚げ粉から鶏肉を取り出すとき、菜箸よりも手の方が掴みやすいうえ、指先を使えるので均等に粉をはたき落せます。油への投入も菜箸を使わないので、菜箸の先に付いた衣を取る手間もありません。手袋ならサッと付け外しもできるので、手を洗う時間を省け、揚げ油で加熱している3~5分間でも、同時進行でほかの台所作業がしやすくなりますよ。

 

「パン粉の衣付け」も手作業が美味しさと時短への近道!

揚げ物のパン粉の衣付けでは、ゴム手袋があるとさらに便利です。カツなどのお肉は大きくて重いので、菜箸で掴むのは手の力も必要ですし、均一に衣を付けるのも手作業の方が簡単です。素手だと、卵と粉で指先に衣が固まってしまいますが、ゴム手袋は素手ほど衣が付かない利点もあります。ゴム手袋は、ポリ手袋よりも値段は高いですが、指先の感覚が伝わりやすく、重たいお肉もしっかり挟めるのでおすすめです。

 

使い捨て手袋の再利用アイデア

私は使い捨て手袋を、キッチン正面へセットし、ティッシュ感覚で惜しみなく使っています。菜箸よりも、指先が使えて盛り付けも簡単で、短時間に仕上がりますし、洗ったり、しまったりする必要がありません。
ただ「まだ使えるのに、捨てるのはもったいない」と思うので、サッと洗ってエプロンのポケットやお風呂場などに置いておきます。排水溝など気になるところを掃除するときに付けて掃除すれば、もったいなさも解消しますし、イヤなところの掃除も気持ち良く進められますよ。

 

 

あこちゃん(管理栄養士)

管理栄養士。砂糖と塩を間違えるレベルの私が、大阪の某有名レストランで修行、本格的なコックの技術を学び、調理責任や病院勤務6年を経て、ふたりの年子メンズ(2歳と4歳)を育てています。時短命!と心得、共働き前には家事はしない体制を整えるのが目標です。