暮らし
【産前産後ハッピーライフ17】出産前に、生活動線を見直して「模様替え」
2017年 4月 17日 06:30
普段の生活のなかで「生活動線」について考えたことはありますか?今回は、これから出産を控えるママたちに知ってほしい、「生活動線」の重要性についてお伝えします。普段は不便を感じずに過ごしている家の中でも、赤ちゃんを迎えると生活が一変し、不便に感じることが増えます。出産前にシミュレーションを行ない、必要に応じて模様替えをしておけば、産後の負担軽減に繋がりますよ!
どうして、産前に生活動線を見直すべきなの?
生活動線とは、生活を送るうえで移動が必要となる居間や台所などの箇所を、実際に移動した足跡でできた線のことを言います。産後は体力が落ちているだけでなく、関節も緩んでいるため、今までは難なくのぼれていた階段や、ちょっとした回り道がかなりしんどく感じてしまうのです。特に、トイレや洗面所などの使用頻度が高い場所は、毎回、移動量が増えるので不便を感じがち。産前のうちに生活動線を短くして、楽に過ごせる家にしておく必要があるのです。
生活動線の見直しは、赤ちゃんのベッド位置を中心に
赤ちゃんを寝かせる場所はどこにしますか?エアコンの下、背の高い家具のそば、直射日光などを避けてベッドの位置を決めたら、次は自分もその位置で寝ることを想定してみましょう。トイレに行くまでに階段はありませんか?洗面所へ行くまでに回り道をする必要はありませんか?産後は赤ちゃんと一緒に横になって過ごす時間が増えます。トイレや洗面所、浴室など、使用頻度が高い箇所への動線はできるだけ短くしておきましょう。
産後に模様替えなんて絶対に無理
出産後、赤ちゃんとの生活が始まってから生活動線の不便さに気付いても、もはや手遅れです。産後の疲れた身体で家具や荷物を移動させるのは無理ですし、誰かにお願いするにしても、赤ちゃんのそばで大きな物を動かすのは心配ですよね。だから、生活動線を見直すベストタイミングは産前なのです。しかも、お腹が大きくなると模様替えも難しくなりますから、妊娠8カ月くらいまでに終わらせておきたいものです。できるだけ必要に応じて、模様替えや赤ちゃんを寝かせる場所の見直しをしておくと安心ですよ。
部屋の用途に惑わされず、間取り優先で考えて
寝室やプライベートな部屋が2階でトイレは1階、1階にあるのはリビングやダイニング……などという場合は、思い切って赤ちゃんをリビングに寝かせるといった発想の転換も大切です。妊娠中は想像しにくいかもしれませんが、産後はちょっとした移動も大変になりがちです。少しでも負担を軽くして、赤ちゃんと過ごす時間を楽しむためにも生活動線の確認、見直しは産前に済ませておきましょう。