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レンジで簡単「カレイの煮付け」の作り方、煮崩れ・焦げ付き知らず!

「煮魚」は魚料理の定番ですが、フライパンや鍋で作ると、魚の皮が鍋底に張り付いたり、煮崩れたりといった失敗をしがち。そこで今回は、電子レンジを使った「カレイの煮付け」の作り方をお教えします!フライパンや鍋を使わないので、失敗もグンと減りますよ。今日の夜ごはんは魚の煮付けにしませんか?

 

「レンジで煮つけ」の基本的な味付け

どんな料理も「調味料の基本的な比率・分量」が決まっていて、これを「黄金比」と呼ぶことがあります。この黄金比を覚えておけば、いつも同じ安定した味の料理を作ることができます。レンジで煮付けを作る場合の黄金比は、「酒:醤油:みりん:砂糖=2:2:1:1」。フライパンや鍋で煮付けを作ると水分が蒸発してしまいますが、電子レンジ加熱ではラップをするので、水分量が少なめになっています。フライパンで作る場合は、蒸発を考慮して、醤油の2倍量の水入れると、完成したときにちょうどいい量の煮汁が残ります。

 

カレイの旬にぜひお試しを!

年中スーパーに並んでいるように見える「カレイ」。品種や地域によってカレイの旬は変化しますが、脂が1番乗っているとされるのが4月~10月です。また卵を蓄えているメスのカレイが出回るのは、冬の産卵期。私も子持ちカレイが大好き!魚卵好きにはたまらないですね。ですのでカレイは、旬には身を、冬には卵を味わえ、年中楽しめるお魚なんです。

 

「レンジでカレイの煮つけ」の材料

材料(3~4人分)

カレイ:2尾(1匹200~250gくらいのもの)
酒:大さじ3
醤油:大さじ3
みりん:大さじ1.5
砂糖:大さじ1.5
ショウガスライス:厚さ2mmを4枚

 

材料がそろったら、早速作ってみましょう♪

1. カレイの表面に、包丁で十字の切れ目を入れます
2. 深めの皿にすべての材料を入れます
3. 落しブタの代わりに、キッチンペーパー1枚を濡らして軽く絞り、カレイの上へ写真のように置きます
4. ラップをして密閉し、電子レンジ500Wで8分間加熱
5. 粗熱を取り、食べる直前電子レンジ500Wで3分間加熱して温め、盛り付けましょう 

※下処理されてないカレイは、内臓やウロコを取りましょう。スーパーで買うカレイは、下処理されているので不要です

 

今日の献立、具だくさんお味噌汁のススメ

カレイの煮付けということで、今晩の献立は和食寄りです。具だくさんのお味噌汁、高野豆腐の煮物、ネギの焼き浸しの汁で豚しゃぶ用のお肉へ軽く火を通したもの、アボカドのサラダ。今回使用したカレイは大振りだったので、1尾を2人で食べる二人暮らしの食卓です。お味噌汁を具だくさんにすると、1杯で多くの野菜を食べられる上、具材のカサで水の量が減るので味噌の量を減らし減塩もできます。今回のお味噌汁は、豆腐、エビのすり身、ネギ、タマネギ、モヤシ、ナスと盛りだくさん。具から出汁も出るので栄養満点おいしさ満点の1品になってくれます。ぜひお試しください!

 

 

かながわあやか(管理栄養士)

父が働いている会社の社宅に50mプールの大きさほどの畑があり、複数の家族と一緒に畑を耕しながら生活する、という幼少期~12歳を過ごす。管理栄養士、栄養教諭第一種免許を取得した現在は「食と農」をキーワードに、夕張郡栗山町の地域おこし協力隊として日本を飛び回り活動中。自称「農家フェチ」。