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【産前産後ハッピーライフ14】病院?助産院?自宅?出産場所選びのヒント
2017年 3月 6日 06:30
出産場所は「健診も出産も同じ病院」「健診は近所のクリニックだけど、出産は里帰り先の病院」など、人によってさまざまです。今回は、自分の状況や希望に合わせて出産場所を選ぶヒントをお伝えします。今は病院で出産する人が多いですが、助産院や自宅でも出産はできます。産院選びは自分の納得できるお産のためにも重要です。自分の体調や考え方、希望に合った場所を選んで、満足できるお産をしましょう。
安心度MAX!設備の整った病院での出産
病院で出産するメリットは、何かあったときの対応が万全なこと。お医者様がいるし、手術室もあるので万が一の緊急時も、迅速に対処できます。ほかの科との連携も取れるので、安心してお産を迎えられます。最近は健診だけ行なっていて分娩は扱っていないクリニックもありますが、分娩も扱っている病院なら健診から出産まで1カ所で済むので、楽なうえに安心感もあります。
思い描いた理想のお産ができる?助産院で出産
アットホームで自分の希望通りの出産ができると言われているのが助産院です。自分の体だけでなく、気持ちや思いもじっくり聞いてもらえるので、自分のペースでゆっくり出産と向き合えます。自宅出産を希望すれば対応してくれる所もありますし、へその緒をパートナーに切ってほしいといったリクエストもできます。また産後も、ゆっくり体を休ませてくれるところが多いです。
それぞれのデメリットも加味してみて
それぞれデメリットもあります。病院はどうしても定型的な出産になりがちで、助産院のような自由度は低いです。また大規模な病院だと、担当のお医者様や助産師さんが検診のたびに違い、産むときの先生も初めて会うなんていう場合もあります。一方助産院は、お医者様がいないため緊急時の医療措置が施せません。ですので助産院を利用できるのは、母子ともに異常がなく健康な場合のみ。それでも緊急事態が発生した場合は提携している病院へ搬送となりますが、物理的な距離があるため病院ほどの迅速な対応は難しいです。
費用は?あなたが重要視するポイントはなに?
最近は高級志向の施設もあるので一概には言えませんが、費用は助産院の方が1~2割安い傾向にあります。また助産院はベッド数が少ない所がほとんどなので、早目の予約が必要なります。
病院も助産院もそれぞれメリット・デメリットがありますが、どちらの施設も赤ちゃんを元気に迎えるために最善を尽くしてくれます。あなたや家族が最重要ポイントや優先事項を、よく考えて選んでくださいね。