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入園・入学に!実は簡単&丈夫な「内布付きお弁当袋」の作り方
2017年 2月 27日 06:30
もうすぐ3月、お子さんの入園や入学を手作りグッズで応援しませんか?今回は内布が付いて本格的だけど、簡単にできる「子どもサイズのお弁当袋」の作り方をご紹介します。実は内布を付けると、縫い代の処理をしなくてよいので作るが楽になりますし、縫い代が内側に隠れて見えなくなるため見た目もきれいです。また、糸がほつれ出てくる心配も少なくなるので何度洗濯をしても丈夫で長持ちします。
準備するもの
(子ども用弁当袋サイズ)
・表布 側面の布11×27cm2枚
底の布20×27cm1枚
・内布 38×27cm1枚
・口布 6×27cm2枚
・コード65cm×2本
・ミシン(ミシン糸)
・チャコペン
・ヒモ通し
・裁ちバサミ
・定規
作り方1:底布と上部の布を縫い合わせる
材料の布を、材料で指定したサイズに裁断します。 底布の長い辺の両端へ、側面の布の長い辺を、それぞれミシンで縫い合わせます。縫い代は1cmです。側面の布の柄に上下がある場合は、逆さまにならないように気を付けて縫い合わせましょう。縫ったあとは、縫い代を割っておきましょう。このとき、アイロンを当ててもよいです。
作り方2:2つ折りにして両端を縫う
作り方1.で縫い合わせたものを、表側が内側にして縫い線を重ねるように、2つ折りにし、折り線が手前にくるようにして置きます。両端1cmのところにチャコペンで印を付けて、真っすぐミシンで縫います。
作り方3:表布のマチを作る
作り方2.の縫い線と底の折り線を重ね、底の角が三角になるようにペタンと平らに折ります。次に縫い代を片側へ倒して平らにしましょう。縫い線を中心にして、左右4cmずつ、合計8cmのマチが作れるようにチャコペンと定規で直線を引き、上からミシンで縫います。縫い線から角の方へ1cmところを、縫い線と平行にハサミで切ります。この作業を左右両方の角で行ない、表にひっくり返すと表布が出来上がります。
作り方4:内布の両端を縫う
内布の表が内側になるように、長い辺を半分に折ります。折り線を手前にして置き、両端1cmに線を引き、線に沿って縫いましょう。縫うときは、左右どちらか一方だけ、途中7cmくらい縫わないようにしてください(写真右端)。この縫わない空間は「返し口」で、あとで必要となりますので、全部縫ってしまわないように気を付けましょう。
作り方5:内布のマチを作る
表布と同じ要領で、底のマチを作り、縫い代を残して切り取ります。作り方4.の縫い線と底の折り線とを合わせて角を三角に折り、縫い代を倒し、8cmの直線を引き、ミシンで縫います。縫ったところから1cmくらい外側をハサミで切り落としましょう。内布はひっくり返さずに、このまま置いておきます。
作り方6:口布の両端の処理をする
口布の生地の裏側を表に、長い辺が手前にくるように置き、両端を5㎜折り上げ、もう一度5㎜折り上げて、端を3つ折りした状態にします。3つ折りの端をミシンで縫い止めたら、3つ折り部分が半分になるように、3つ折り部分を内側にして折ります。このときアイロンを当ててもよいです。
作り方7:口布を表布の上部に仮縫いする
表側にひっくり返した表布上部の裁ち切り線と、折ったままの口布の裁ち切り線を合わせて、まち針で止めます。口布2枚を止め付けたら、裁ち切り線から5mmのところをぐるりと1周縫います。
作り方8:内布の袋の中に、表布の袋を入れて縫い合わせる
表が内側になったままの内布の袋に、先ほどの表布の袋をすっぽりと入れます。外布と内布の両端の縫い合わせの部分をきちんと合わせたら、内袋の裁ち切り線の下側を、一周まち針で止めておきます。上部の口の端から1cmのところをぐるりと一周縫います。
作り方9:返し口からひっくり返し、返し口を縫い止める
内布で7cm空けて隙間(返し口)から、中の布を少しずつ引っ張ってひっくり返すとこのような状態になります。返し口は7cm空いたままなので、まち針で止めて、ミシンで縫い止めます。
作り方10:口布の下の部分を一周縫う
内布の袋を表布の袋の内側に収めたあと、口布の下2mmのところをぐるりと一周縫って仕上げましょう。どうしてもしなくてはいけない部分ではありませんが、表布と内布が固定されるので、仕上がりがぐっときれいになります。
作り方11:ヒモを通す
ヒモ通しで2本のコードを口布に通し、端を結びます。
出来上がり
幼稚園や保育園、小学校の遠足など、お弁当が登場する場面は多々あります。
お気に入りの生地で作ったお弁当袋は、お昼の時間をより楽しく特別な時間にしてくれるはずです。布の大きさを調節して作れば、大きいお弁当箱も入れることができます。親子でお揃いにしするなど、いろいろ作ってみてくださいね。