暮らし

旬のブリ「漬け丼」レシピ!ねっとりした脂の旨味が、ごはんにピッタリ!

お祝いやちょっと贅沢したいときに食べたい「お刺身」。今回は、お刺身を醤油に漬けた「漬け丼」のレシピをご紹介します!漬けることで、魚特有の生臭さが軽減されるのも利点。お魚が美味しい季節やお刺身が余ったときに、ぜひお試しいただきたい絶品メニューです♪

 

「漬け」とはどんな調理法?

今回ご紹介する「ブリの漬け丼」。寿司屋で「漬け」と言えば、醤油に漬けたマグロの赤身のこと。醤油に漬けてほどよく水分を抜くことで、味付けと腐りにくさを同時に実現してくれます。今では、生魚の美味しい食べ方として、マグロ以外の魚も含めて、お寿司屋さんや居酒屋でも定番メニューになっています。

 

ブリは「出世魚」、出世前のお魚でも美味しく食べられます!

ブリは「出世魚」の代表。出世魚とは、魚の成長段階別にそれぞれ違う呼び名をもつ魚のことです。ブリは最終形態のことを指し、脂が多いので、煮ても、焼いても、生でも美味しく食べられます。一方出世の途中段階である、イナダ、ワラサ、メジロ、ハマチなどは、ブリと比べて脂が控えめなために、火を通すとパサパサになってしまいます。そのため、若いお魚はなるべく火を通さず、刺身や漬けで召し上がることをおすすめめします。

 

ブリの旬の時期にはぜひお試しを!

ブリの旬は冬で、12~2月。寒い時期に捕れるブリは「寒ブリ」と呼ばれ、ほかの時期のものよりも人気があります。冬のブリは、春に産卵を控えて脂をたっぷり蓄えていますので、そのままお刺身でいただくのも間違いなく美味しいです。そして「漬け」にすると、よく水分が抜けて引き締まり、ねっとりとした舌触りが加わってごはんにとっても合うようになるのです。

 

「ブリの漬け丼」の材料

材料は、最初に述べたようにいたってシンプル。

材料(3~4人分)
ブリのお刺身:1柵(250~300g)
醤油:大さじ2
みりん:大さじ2
ワサビ、海苔:適量
ごはん:茶椀3~4膳

 

材料がそろったら、早速作ってみましょう♪

1.醤油、みりんをポリ袋に入れます
2.ブリの刺身を1の調味液に浸します
3.調味液が流れ出ないようにポリ袋の口を縛り、冷蔵庫で30分漬けます
4.ごはんの上に3を乗せ、お好みでワサビや海苔を散らして完成!

 

おかずには、食物繊維を組み合わせ

先ほど、ブリは脂分が豊富なお魚とお伝えしました。脂を摂りすぎると、おなか周りのお肉になってしまったり、肌がオイリーになってしまうことも。そこで、食べ物の余計な油脂を洗い流してくれる「食物繊維」を食べて予防しましょう。おかずでいうと、食物繊維が豊富な「ヒジキ」「昆布」「こんにゃく」をニンジン、大豆と一緒に煮た「五目豆」がおすすめです。そのほかにも、野菜たっぷりの具だくさん味噌汁に、かぼちゃの塩蒸しを添えてみました。メイン料理に脂分が多い場合は、食物繊維多めのおかずをそろえることを心掛けてみてくださいね。

 

 

かながわあやか(管理栄養士)

父が働いている会社の社宅に50mプールの大きさほどの畑があり、複数の家族と一緒に畑を耕しながら生活する、という幼少期~12歳を過ごす。管理栄養士、栄養教諭第一種免許を取得した現在は「食と農」をキーワードに、夕張郡栗山町の地域おこし協力隊として日本を飛び回り活動中。自称「農家フェチ」。