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【野菜の切り方1】円筒形の野菜の切り方、小口切り、輪切り、乱切り
2017年 3月 2日 07:30
野菜は、切り方で見た目が変わったり食感が変わったりするもの。今回は、野菜の切り方の基本、小口切り、輪切り、乱切りを紹介します。それぞれの切り方が、どの野菜に用いることが多く、なぜそう呼ばれているのかもご紹介します。同じ切り方でも、野菜が変わると切り方の呼び名が変わることもあるので覚えておくと便利ですよ。使用する料理に合わせた切り方を覚えて、料理を見栄え良く、美味しくしていきましょう。
小口切り
「小口切り」とは、キュウリや長ネギなど長細い円筒形の食材を、端から順に一定の厚さに切ることです。長ネギなら、根やヘタを切り落とし、端から厚さ1~2mmに切っていきます。包丁は、食材に対して垂直ではなく、少し斜めに傾けて切ると、野菜がすぐに倒れるので、転がりにくくなりますよ。長ネギでは薬味や味噌汁の具、キュウリではサラダや漬物やなどにするときに使う切り方です。「小口切り」は、キュウリと長ネギ類など細長い形状のものを切るときだけに使い、ニンジンやダイコンなど切り口が大きくなると「輪切り」と言います。
この切り方を使う例:キュウリ、長ネギ類のみ
輪切り
断面が丸い食材を、厚さ数mmから数cmで切ることを「輪切り」と言います。輪切りでは、円筒形や丸い野菜を横から順に一定の厚さに切っていきます。料理によって厚みを調節しますが、煮物など火を通す料理では1~2cmほど、サラダや漬物など生で食べる料理では数mmの厚さに切ります。
この切り方を使う例:ニンジン、ダイコン、レンコン、長芋、ナス 、ジャガイモ、玉ネギ、トマト、キュウリ
乱切り
円筒形や丸い野菜を、大体同じ大きさになるよう、不規則な形に切ったものを「乱切り」と言います。切り始めは、円筒状の野菜を斜めにぶつ切りし、包丁の角度は変えずに、野菜を転がして角が出たところを切っていきます。切った形は揃いませんが、同じ大きさになるように切りましょう。切り口の総面積が大きくなり、味が染み込みやすく煮崩れしにくいので、煮物に使われます。
この切り方を使う例:ゴボウ、ニンジン、ジャガイモ、ナス、キュウリ、トマト