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レンジで簡単!「イカのトマト煮」レシピと献立、イカのさばき方もご紹介

年末年始の忙しさで疲れが溜まっていませんか?今回は、疲労を回復する効果のあるタウリンが豊富な「イカ」を使って、電子レンジで作る「イカのトマト煮」を紹介します。またイカには、肝臓を保護してくれる役割もあると言われています。イカを積極的に献立へ取り入れ、家族の疲れを食卓からケアしましょう!

 

包丁要らずで下処理完了!イカのさばき方

生のイカをさばくことに抵抗がある方もいらっしゃると思いますが、ワタ(内臓)や軟骨(甲)を取る下処理は包丁も使わず、手で簡単にできるんですよ。まず、胴の内側についた軟骨部分をつまみ上げ、軟骨に沿って付いているワタを半分ほど外します。はがれたところへ指を入れ、胴とワタがくっ付いている先端部分をそっと引きはがし、胴体の先端と足をつかんでゆっくりとワタを引き抜きます。最後に軟骨をつまんで引き抜けば、完了です。あとは包丁で、目玉とトンビ(口)を取り、墨袋(写真のイカの内臓の黒い部分)やその先のワタを取り除けば処理は終わり。ワタが苦手な人は捨てても良いですが、タウリンが豊富な部位はワタなので、ぜひ一緒に調理してみてください。

 

季節ごとにいろいろある!イカの種類

今回私が使用したのは、函館産の「豆イカ」という小さいスルメイカでした。ほかにも真イカや甲イカなど、旬が異なるイカが時期によって出回ります。今回のレシピは豆イカ3杯で作りましたが、大きめのスルメイカや真イカの場合は、イカ2杯分で十分です。

 

電子レンジで作る「イカのトマト煮」の材料

イカの下処理の仕方を学んだところで、さっそく実践です!材料はイカ(以下)の通りです。

 

材料(3人分)

豆イカ:3杯(マイカやスルメイカの場合は2杯)
玉ネギ:大1/2個(中玉なら1個)
ピーマン:大1個
トマト缶:200g(1/2缶)

 

調味料【A】

塩:小さじ1/2
コンソメ:小さじ1
黒コショウ:少々
にんにく:1片

 

材料が用意できたら、早速作ってみましょう!

  1. 玉ネギは5mmほどにスライスし、ピーマンは種を除いて一口大の乱切りにします
  2. イカをさばき、食べやすい大きさにブツ切りします
  3. 耐熱皿へ玉ネギ、ピーマン、イカを乗せ、トマト缶、スライスしたニンニク、調味料【A】を入れて軽くかき混ぜます
  4. ラップをして、500Wの電子レンジで5分間加熱します
  5. 加熱が終わったらレンジから取り出し、軽くかき混ぜもう1度レンジで3分加熱したら、完成です

 

電子レンジ加熱なら、イカが固くなるのを防げるメリットが

イカは、火を通しすぎると固くなってしまう食材です。フライパンや鍋で調理するときに、全体に均一に火を通すのは難しいですが、電子レンジを活用し、短時間だけ加熱して途中でかき混ぜると、まんべんなく加熱でき、火の通しすぎを防げます。

 

「イカのトマト煮」を副菜にした献立

今回は、イカのトマト煮を副菜にして献立を立ててみました。白いごはん、豚肉のハンバーグ、白菜とパプリカの塩麹サラダと組み合わせてみました。イカのトマト煮は、主食と副菜のどちらのポジションでも活躍してくれるお料理なのも、嬉しいポイントです。多く作ってトマト煮が余ったら、次の日のランチは、リメイクしたパスタにしても美味しいですよ!イカとトマトの旨味をしっかり味わってください♪

 

 

かながわあやか(管理栄養士)

父が働いている会社の社宅に50mプールの大きさほどの畑があり、複数の家族と一緒に畑を耕しながら生活する、という幼少期~12歳を過ごす。管理栄養士、栄養教諭第一種免許を取得した現在は「食と農」をキーワードに、夕張郡栗山町の地域おこし協力隊として日本を飛び回り活動中。自称「農家フェチ」。